【速報】 習近平、完全お手上げ! 中国、失われた時代に突入!!!

1: 通りすがりのコメンテータ

ー前略ー
連れの中国人実業家がため息をつく。「今の若者は可哀想だ。大学を出ても4割は職にありつけない。
コロナ以来、経済の元気が失われているし、親たちは不動産で傷つき、挙句、家族不和になっているケースも耳にする。
メンタルをやられている人も多い」。未来ある青年たちも神様に頼るしかない心境なのか。

王府井を行き交う人の群れは相変わらずで、交通量も多い。一見すると空気がきれいになったこと以外はコロナ前と変わらない印象ではある。
だが、飲食店の店仕舞いは早く、料理や酒の品数が少なくなったような気がする。数年前までの自信満々の雰囲気とはどこかが違う。

・これから中国にこそ長い失われた時代が来る
夜の会食には旧知の学者やマスコミ人、経営者が集ってくれた。「目下、みなさんの最大の関心事は何ですか?」。
私の質問に異口同音の答えが返ってきた。「中米関係の悪化だ。米国はどこまで本気なのか、いつまで続くと思うか、中国は勝てるのか」。

トランプ政権誕生のころ、中国の有識者たちは強気だった。米国何するものぞ、遠からず経済規模でも追いつき追い越す。
途上国は中国の味方だし、AIIB(アジアインフラ投資銀行)と一帯一路戦略がある等々、
21世紀半ばまでには中国が世界のリーダーになるという論調が支配的だった。

南瓜餅を食べながらそのことを聞くと、学者が言葉を選びながら
「基本強気だが、米国をあえて敵に回す必要もない。両国の円滑な関係が全球的に重要だ。
わが国は主張すべきことを主張しつつ、アメリカとうまく折り合っていけると思う」と応じた。

すると、経営者が戸惑いがちの表情で囁いた。
「今のままではまずい。こんな時代が5年続くのか、10年続くのか。市場も民営も厳しいが、何を言ってもダメだから諦めている」。
途端にマスコミ人がたしなめる。「政治に絡む発言はやめたほうが良いよ」。

気まずい空気が流れたので、私は日本の話題に水を向けた。経営者が意外な見解を口にした。
「日本といえば、失われた30年が通り相場だが、ここへ来てその見方は誤りだと考え直している。国民はまだまだ豊かだ。
それに米国は分断、英国は政治的に大混乱、ドイツ経済は急降下、フランスはずっとさえない。
日本が先進国のなかでいちばん安定しているし、格差も小さい。30年間、走ってはいなかったが止まってもいなかった。
その結果、日本が勝ち残っているんだ」。

これから中国にこそ長い失われた時代が来る、と言いたかったのかもしれない。

帰路の北京空港はほとんどのショップがシャッターを下ろし、土産も買えない。人も少ない。どことなく寂しい中国の写し絵なのだろうか。

成田空港は別世界だった。入出国ともに人であふれかえり、ショップは大繁盛だ。旅行者たちの喚声がそこら中で湧き上がる。
なるほど、日本の30年は失われてはいなかったのかもしれない。

川村雄介

全文はソースから
Forbes 12/6(水) 14:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7da1ba7501de368dc0d53ca109daadc06ccf5a36

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