広瀬すずさん「行動する勇気が出ない、同世代の人に伝えたい」。難民映画祭で語ったこととは?

もっと読みたい>>>「難民を人間扱いしない国が、どう市民を人間扱いするのか」入管法改正案に反対する集会。立法の根拠に疑念も

国連UNHCR協会主催の映画を通して難民への理解を広げる「難民映画祭」が11月6日、開幕した。2006年から毎年開催されており、18回目となる今年は日本初公開の5作品を含む6作品のドキュメンタリー映画が、オンラインと劇場で公開される。

初日の6日にはオープニングイベントが開催され、2022年にウクライナ復興支援のプロジェクトを立ち上げた俳優の広瀬すずさんが駆けつけた。

広瀬さんが語った映画が持つ力や、行動する勇気がなかなか出ない同世代に伝えたいこととは?

俳優の広瀬すずさん

「同世代やもっと若い人も参加できる何かを…」

広瀬さんは2022年、ウクライナの復興支援を目的にクラウドファンディングを実施し、300万円の目標に対して、1000万円以上の支援を集めた。

「私と同じように、何かできることがないかと思っている人は多いと思います」と当時を振り返りながら話した。

「私は今25歳なんですけど、同世代の皆さんや、もっと若い皆さんも参加できるような何かができたらいいなと思って、普段からお世話になっているスタッフさんやカメラマンさんに相談しました。(クラウドファンディングをやって)私と同じように感じている方にもものすごくお礼を言われて、やってよかったなと思いました」

俳優として活躍する中で、「映画の力」をどんなふうに感じているのか。広瀬さんは「映画を2時間堪能した後や演じている中で、自分にはない感情を知ったり、自分じゃない人だけど心が共有できた時、お腹の底から叫びたくなることがある」と言う。

「スクリーンと対面している時間って、きっと皆さんの中でいろんな響き方があって、いろんなものを共鳴できる時間だと思います。私は映画のそういうところが好きで、すごく力になる存在ですね」

なかなか自分で行動する勇気を出すのが難しい人へ

最後に難民映画祭に集まった人たちに伝えたいことを聞かれると、「こういう表に立つお仕事をさせていただいているからこそ、一人でも多くの方に知っていただける、そして一緒に船に乗っていけるような存在になればいいなと思うことが多々あります」と広瀬さん。

「特に同世代の皆さんの中で、なかなか自分で行動する勇気を出すのが難しいこともあると思いますが、難民映画祭を通して、映画を通して、私自身を通して、色んなことを一人でも多くの方に届いたらいいなと思います」

「難民映画祭」のオンライン上映は11月30日まで。1作品につき寄付つき鑑賞(1000円)ができる他、若年層の人たちが参加しやすいよう「無料鑑賞」の選択肢も用意されている。

俳優の広瀬すずさん

…クリックして全文を読む

オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
広瀬すずさん「行動する勇気が出ない、同世代の人に伝えたい」。難民映画祭で語ったこととは?

Maya Nakata