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内田恭子さん「更年期を迎えても自分への愛を持ち続けたい」

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パーソナリティーの馬場典子さん(左)と内田恭子さんパーソナリティーの馬場典子さん(左)と内田恭子さん
 パーソナリティの馬場典子さんがゲストを迎え、健やかに美しく生きるためのヒントを聞くラジオ「私 からだ 上手にやさしくつきあえる毎日を。」(大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部 presents)。

8月6日の放送回のゲストは、フリーアナウンサーの内田恭子さん。健やかな心と体のために心がけていることについて語りました。 

自分を本当に大切にしてあげられるのは自分

馬場典子さん(以下、馬場):これから更年期を迎えていくなかで「人として、こんな風になっていきたい」というイメージはありますか?

内田恭子さん(以下、内田):自分のことを好きな人間であり続けたいな、と思ってます。

私は「なんでそんなに自己肯定感高いの?」って周りに言われるぐらい、自分を嫌だと思ったことないんですよ。だって、自分って唯一自分のことを考えてあげられる存在じゃないですか。もちろん私にも「できないことがあって悔しい」って経験はたくさんありますけど。

馬場:それでも「自分ってダメだな」にはならないってこと?

内田:そうですね。自分がそれを思っちゃったら、他に誰が自分を大切にしてあげるのって思うんですよね。自分のことを本当に見てあげられるのは、自分しかいないから。

馬場:なるほど。私も、とりあえず自分で自分を褒めるようにはしてます。

30歳を過ぎるまで自分を認められなくて「あれもこれもできない。私はダメだ」だったけど、どこかで「ダメかもしれないけど、好きな仕事をやらせてもらってる。健康で、ご飯をおいしく食べられてる」って気づいたら、楽になりました。

昔の私の「周りは認めてくれてるのに、自分が自分を否定してしまう」って状態は、うっちーの「自分しかちゃんと自分を見てあげられない」って考え方と逆。どちらにせよ、自分次第なんだなって。

ところで、うっちーは自分で自分に「愛してる」って言ったことある? 鈴木杏樹さんがこの番組に出てくださったときに「『愛してる』って言葉は本当に素晴らしいから、自分に言ってあげなさい」って言ってくれて。1回だけ言ってみたんだけど、私には労力がいる言葉なんだよね。 

内田:私は「愛してる」っていう日本語の表現があまり得意ではないので、子どもたちには毎朝「ラブ」って言ってます。「愛してる」がダメなら「I love me」って言ってあげましょう(笑)。

自分の心と体のサインに敏感になる

フリーアナウンサーの内田恭子さんフリーアナウンサーの内田恭子さん

馬場:「自分で自分自身の健康に対するケアをする」という考え方を「セルフメディケーション」と呼ぶそうです。「自分の健康に責任を持ち、ちょっとした不調であれば自分で手当てしていきましょう」ということですね。

うっちーはどんなセルフメディケーションを実行しているのか、ぜひ教えてください。

内田:常に自分の心と体の状態を見てあげることですね。

不調が起こりかけてるときって、心や体がサインを出すんです。だけど、忙しすぎたり余裕がなかったりすると、サインが出てるのに後回しにしたり、気づいてあげられなかったりして、無理をしちゃうことがありますよね。 

この年齢になると、無理をしても不調が1日で治るってことはあまりなくて、長引いたり悪化したりしやすくなるので、些細なサインも拾ってあげることを強く意識してます。

馬場:余裕がないのも決して自分が悪いわけじゃないし、仕方ないことですよね。だから「自分を責めないでね、無理しないでね」って思うのも大事かもしれない。

内田:そう思います。あとは、毎朝連続ドラマを観ながらストレッチをしてます。昔みたいに朝からスムーズに体が伸びないので、徐々に筋肉をほぐしていくことを意識しながらやってますね。

マインドフルネスで気持ちをフラットに

内田:マインドフルネスのトレーナーとしても活動してます。コロナ禍にヨーロッパのスクールの授業をオンラインで受けられたので、2年間勉強して、世界基準のMBSR認定講師の資格を取ったんです。

馬場:ヨガやストレッチなどセルフケアの方法はいろいろありますが、何が違うんですか?

内田:マインドフルネスは、医療現場で発展した瞑想法なんです。

人間が本来持つ集中力や察知能力を使って、自分の内面をきちんと見てあげようという瞑想法です。

具体的には、呼吸法を通してその日の自分の心や体の調子を見てみたり、自律神経のバランスを整えたりします。

私たちって、興奮を司る交感神経のスイッチが常に入りっぱなしですよね。それを休ませてあげないと、寝ていてもなかなかゆっくり体が休まらないんです。

マインドフルネスでは、呼吸法を使って、交感神経が優位になった状態から、お休みを司る副交感神経優位の状態に持っていきます。

馬場:朝にマインドフルネスをやったら、眠くなっちゃうんですか?

内田:夜にやると眠くなりますけど、朝は違いますね。気持ちがフラットになるんですよ。マインドフルネスの呼吸法を覚えておくといろんなメリットがあります。

例えば、心が揺さぶられるような出来事があっても、呼吸法を意識することでフラットな状態に戻ることができる。そんなスキルを教えています。

もちろん、それでもカーッとなることもありますよ。でも、そんな自分に気づけるようになりました。感情にただ流されるんじゃなくて「私、今こういう風になってるな」って観察して、自分専用の静かなスペースを作ってあげられるようになったんです。

馬場:自分を知るって大事ですよね。深いお話を、明るく楽しくしていただきありがとうございました。 

この記事は、ハフポスト日本版と朝日放送テレビ(ABCテレビ)の共同企画です。

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内田恭子さん「更年期を迎えても自分への愛を持ち続けたい」

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