2021年にトミージョン手術を得て復帰したものの、2022年は1勝止まりだった東克樹投手が、今シーズン驚異的な活躍を見せています。横浜DeNAベイスターズのエースとして、これまでに15勝を挙げ、両リーグ最多の勝利数を記録しているとのこと。そこで今回は、東克樹投手の今シーズンの活躍ぶりとここまで調子を上げられた要因について解説していきます。
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目次
- 1. 東克樹投手の今シーズンの成績
- 2. 昨年から躍進を遂げた要因とは?
- 2.1. キレのある変化球で打者を翻弄!
- 2.2. 省エネピッチングも勝利数を伸ばせている要因の1つ!
- 3. 横浜DeNAベイスターズ史上2人目の快挙を達成した東克樹投手
- 4. まとめ
東克樹投手の今シーズンの成績
東克樹投手は、今シーズン22試合に登板し、15勝2敗・防御率2.13・121奪三振を記録。両リーグ最多タイの15勝・セ・リーグ2位の防御率をマークしており、自身初のタイトルを獲得する可能性が高いと言われています。また、6月以降は、負けなしのピッチングで11連勝を記録。
今シーズン、キャリアハイの成績を残している東克樹投手は、チームの躍進に大きく貢献していますね。現在、クライマックスシリーズ争いを演じている横浜DeNAベイスターズにとって、東克樹投手のような安定した投手がいると、勝てる試合で確実に勝てます。果たして、残り少ないシーズンで、どこまで勝ち星を伸ばしていけるか、注目です。
昨年から躍進を遂げた要因とは?
昨シーズン1勝止まりだった東克樹投手が、今シーズンチーム最多の勝利数を記録している要因は、制球力の高さです。今シーズンの東克樹投手は、与えた四死球の数は14。この記録は、規定投球回達成者の中では、最少記録とのこと。また、与えた四球の割合も2.3%と球界トップの成績をマーク。
それだけ、コントロールが安定しており、崩れにくい投手といえますね。ここまで安定した投手になったのは、的を絞らせない投球内容に変更し、試合を組み立てられるようになったからです。また、しっかりとキャッチャーの要求に応える球を投げる事ができている為、打ち取る事ができているとのこと。ここから、まだまだ成長していく東克樹投手の今後の活躍から目が離せません。
キレのある変化球で打者を翻弄!
そして、東克樹投手の安定した制球力を支えているのは、2種類の変化球の質の向上です。まず1つ目の、チェンジアップは、失点数の値が、ずば抜けています。チェンジアップを投げている投手の中では、断トツの打たれにくい数値を記録し、2位の投手とかなりの差をつけているとのこと。また、スライダーは、宮城大弥投手に次ぐ2位。
これらの変化球の良さが生きているのは、ストレートの質の向上も関与しているとのこと。キレの良いストレートをコースに投げられるようになった事で、変化球の良さを活かし、打者を討ち取る事ができています。変化球だけではなく、ストレートにも磨きがかかった事で、1回り大きく成長した東克樹投手には、横浜DeNAベイスターズの左のエースとして、チームを牽引していってほしいですね。
省エネピッチングも勝利数を伸ばせている要因の1つ!
東克樹投手は、省エネピッチングで、ここまでの勝利数を積み上げてきたとのこと。今シーズン、100球以内の完投勝利や、リーグ2位の完投記録をマークするなど、少ない球数で勝利する機会が増えてきています。その理由は、カウントの取り方にあるとのこと。
東克樹投手は、自分自身が有利に投球できるよう、際どいコースに投げファールを打たせたり、ストレートと変化球のコンビネーションで、ゴロを打たせるなど、幅広い投球術で相手打者を翻弄。その結果、早いカウントでアウトを取る事が出来、省エネピッチングに繋がっているそうです。
横浜DeNAベイスターズ史上2人目の快挙を達成した東克樹投手
東克樹投手は、横浜DeNAベイスターズ史上2人目の11連勝を達成し、大きな注目を集めています。また、左投げ投手としては、球団史上初の11連勝とのこと。今シーズン、様々な記録で球団の歴史を塗り替える活躍を見せている東克樹投手。
次戦の登板で勝利を挙げると、球団記録の12連勝に並ぶだけではなく、クライマックスシリーズ進出に向けて、大きなプラスとなります。果たして、東克樹投手は、シーズンラストマッチとなる可能性が高い次戦で、球団記録に並ぶ連勝記録を達成できるのか、注目していきましょう。
まとめ
今回は、今シーズン最多勝のタイトルが確実視されている東克樹投手について解説しました。今シーズンの東克樹投手は、投球のコンビネーションを上手く使い、制球力を上げたことで、リーグ最多の勝利数を上げられています。また、マダックスや100球程度の球数で完投勝利を収めるなど、省エネ投球で登板間隔を縮め、チームの勝利に貢献。
次戦が、ラスト登板になる可能性が高く、様々な記録達成が予想されます。そして、チームのクライマックスシリーズ進出を懸けた戦いということもあり、東克樹投手にとって負けられない登板試合です。果たして、ラスト登板で、どんなピッチングを披露するのか、東克樹投手の登板試合に注目していきましょう。
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