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日本開催の男子バスケワールドカップで、日本代表はグループステージ1次ラウンドを1勝2敗で終え、グループE3位となった。
強豪揃いグループ、格上フィンランドに大金星をあげたが、ドイツとオーストラリアに敗退。2次ラウンド進出を逃したが、17位から32位を決める順位決定戦を控えている。
このワールドカップは、2024年パリオリンピックの出場権をかけた戦いでもある。日本が出場権を得るための条件を整理した。
ワールドカップ出場国は全32チーム。これに対してオリンピックは12チームと狭き門だ。
開催国枠での出場が決まっているフランスを除いて、このワールドカップの順位に基づいて、7チームが出場権を獲得する。
エリアごとに出場枠数が設けられており、アジアは1枠。
・アメリカ大陸:2チーム
・ヨーロッパ:2チーム
・アフリカ:1チーム
・アジア:1チーム
・オセアニア:1チーム
今大会に出場するアジア6カ国中、日本がトップの順位で終えれば、その時点でパリオリンピック出場が決まる。
8月30日14時時点でのアジア6チームの勝敗は以下の通り。
◇1次ラウンドを終えたチーム
日本 (1勝2敗、得失点差 -28点)
フィリピン(0勝3敗、得失点差 -23点)
レバノン (0勝3敗、得失点差 -100点)
◇1次ラウンド最終戦が残っているチーム
ヨルダン(0勝2敗、得失点差 -29点)
イラン (0勝2敗、得失点差 -43点)
中国 (0勝2敗、得失点差 -62点)
ヨルダン、イラン、中国は1次ラウンド最終戦を残しているが、現時点でアジア勢で勝利したの日本のみで、優位に立っている。
ヨルダン、イラン、中国のうち、2次ラウンド進出の望みがあるのは中国のみ。最終プエルトリコ戦で勝つと、条件次第でグループB2位で2次ラウンド進出する可能性がある。
その場合、今大会での日本のパリオリンピック出場権獲得はなくなる。アジア勢で2次ラウンド進出チームがゼロだった場合は、順位決定戦に持ち越される。
2次ラウンドに進めなかった16チームが順位決定戦に進む。
2つのグループの下位2チームによる新たなグループをつくり(例:グループAとグループBの下位2チームの計4チーム)、それぞれ1次ラウンドで対戦していない2チームと対戦。その勝敗などによって順位が決まる。
日本は、グループF(スロベニア、ジョージア、カーボベルデ、ベネズエラ)の下位2チームと、それぞれ対戦する予定だ。
1次ラウンドの結果は全て、順位決定戦にも引き継がれる。
これらの試合後、勝敗数や得失点差などOfficial Basketball Rulesに基づき、17〜32位が決まる。
グループの1位が 17 – 20位
グループの2位が 21 – 24位
グループの3位が 25 – 28位
グループの4位が 29 – 32位
この順位でアジア勢トップだった場合、日本のパリオリンピック出場がきまる。
2021年東京オリンピックでは、男子日本代表は開催国枠での出場だった。パリオリンピックの出場権を得ることができれば、48年ぶりの自力出場となる。
日本がワールドカップでアジア勢で1位になれなかった場合も、パリオリンピック出場のチャンスは残る。残る4枠は、2024年に開催される世界最終予選の結果で決まる。
日本がこの最終予選に出場するための条件は2通り。
・ワールドカップでアジア勢2位
・ワールドカップでオリンピック出場権を得られなかったチームのうち、上位16チーム
順位決定戦も一瞬たりとも気が抜けない戦いが続く。
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【男子バスケワールドカップ】日本のパリオリンピック出場の条件は?48年ぶりの自力出場が決まる可能性