【台風7号】14日から本州に接近。お盆休みに影響する可能性大

2023/08/11 07:13 ウェザーニュース

非常に強い勢力の台風7号(ラン)は11日(金)6時現在、小笠原諸島・父島の東南東約100kmの海上を北に進んでいるとみられます。小笠原諸島では今日11日(金)いっぱいは暴風雨となる見込みです。

その後も北上を続け、来週には本州に接近、上陸するおそれがあります。お盆休みの期間中に影響が大きくなる可能性が高く、早めの警戒が必要です。

▼台風7号 8月11日(金)6時現在
 中心位置   父島の東南東約100km
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北 ゆっくり
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 60 m/s
 暴風域半径  130 km
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接近時に速度が遅くなる予想

台風7号の進路にあたる海域は海面水温が29℃前後と高くなっていて、風の鉛直シア(高さによる風の向きや強さの違い)が小さく、発達しやすい環境です。

12日(土)~13日(日)頃が勢力のピークになるとみられ、その後も強い勢力を維持したまま14日(月)から16日(水)にかけて本州に接近、上陸する可能性があります。

勢力が強いまま近づくため台風の上陸前から風雨が強まり、広い範囲で荒天となるおそれがありますので、一層の警戒が必要です。

また、お盆休みの交通機関への影響拡大が懸念されます。帰省や旅行の予定変更も検討が必要です。
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晴れていても海のレジャーは注意

12日(土)の波の予想

東日本の沿岸は日に日に波が高さを増してきます。

明日12日(土)昼の波の高さは四国から東北の太平洋沿岸で2m前後、関東の一部や伊豆諸島などは3mに達する見込みです。

台風が近づく前から波の影響は大きくなっていきますので、晴れていても海のレジャーは無理をせず、海水浴場など遊泳禁止の措置がとられている場合は、指示に従うようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。
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