あわせて読みたい>>「自分の悪口を陰で言う人をどうすればいい?」⇒ 叶姉妹2人の言葉がド正論すぎて、悩み相談が秒で終了した【2022年回顧】
人と自分の職業を比べてしまうーー。
いわゆる、「職業コンプレックス」などと表現される悩みだ。
自分で勝手に“優劣”をつけて悩んでしまう、という人もいるかもしれない。
音楽ストリーミングサービス「Spotify」で7月18日に配信された『叶姉妹のファビュラスワールド』のエピソード3では、リスナーから「職業コンプレックス」に関する悩み相談が寄せられた。叶姉妹の姉・恭子さんの、心に響く回答とは?
悩み相談を寄せたのは25歳のリスナー。「職業コンプレックス」があることを打ち明け、叶姉妹の2人の「意見が聞きたい」と相談を寄せた。
悩みは以下のようなものだった。
<私は、資格、学歴、経験不問というような、誰でもつけるような仕事しかしたことがありません。
自分のやりたいことをするためには、大学に行く必要はない、と判断し、自分で選んできた人生なので後悔はないのですが、周りの同世代の子達は保育士、公務員、学校の先生、大手企業のITエンジニア等で難しい試験や、学歴がないとつけない職業の子が多く、自分と比べて勝手に惨めな気持ちになってしまいます。
仕事をするときは、責任や誇りを持って一生懸命やっていますが、ついつい気にしてしまいます。
職業に優劣をつけている自分にも嫌になりますが、周りに恥ずかしいと思ってしまいます。
叶姉妹のお2人は、職業によって人を判断することはありますか?職業コンプレックスを感じないためには、どうしたら良いと思いますか?>
この相談に、姉の恭子さんがまず口を開いた。
「一番大切なことは『その方の人となり』ということだと、私たちはそういうふうに判断しております」
「もちろん職業については参考にはいたしますが、それが全てというわけではありません。私たちが、その方が働いていらっしゃる現場を見れるわけでもなく、その方の働きぶりはなかなか分かりづらいですよね」と自身の考えを述べた。
続けて恭子さんは「何の職業だといいとかはあるんですか?」と質問を投げかけた。
これに対し、リスナーは「(周囲にいる)保育士や公務員などの社会的な人と比較しちゃうんですけど、性格的にもし自分が保育士だとしても、違う人と比較しちゃったりもするのかな、とは思うので…」と答えた。
この回答に、恭子さんが続けて「どういうふうに比較するのですか?」と問うと、リスナーは「自分の方がダメだって思っちゃうんですよね」と打ち明けた。
これに対しても、恭子さんは「例えば、どういうふうにダメなんでしょうか?」と問いかける。
するとリスナーは「例えば昔のことを思い出すと、中学生の時とかは結構勉強していたのに、今私がいる職場は割と学歴とかは関係なくて。そういう時に大手(の企業が勤務先)の子たちや、周りも高学歴ばっかり、みたいな子の話を聞くと、自分の方が低いのかなって優劣をつけてしまう」と、葛藤を吐露した。
恭子さんは、「それはご自身が勝手に(優劣を)つけることですよね?周りの方に、そうなんだねっていうような雰囲気(で対応)をされるわけではないんですよね?」と投げかけた。
この質問にリスナーが「そうですね」と返答したところで、恭子さんは「ご自身の考え方を少し変えてみてはいかがでしょうか」と提案し、「サランラップ」を例に出してこう話した。
「職業というものは、例えば『サランラップ』のようなものなんですね。要するに、パッケージ。
だから例えば、リンゴをサランラップに包んでなるべく長持ちさせる、というようなことですよね。サランラップは外見(そとみ)なので、その中身が一生朽ちない、腐らないということはないんです。
だから必ず、変形していくものですし、そう考えると、考えすぎないでいいんじゃないですか?」
サランラップを例にアドバイスを受け取ったリスナーは「なるほど。サランラップが出てくると思わなかったです」と驚く様子を見せた。
美香さんも恭子さんの意見に賛同し、「本当にサランラップのように包まれているみたいなものですもんね。中身にはご本人がいらっしゃるわけで」と付け加えた。
恭子さんは努力してその職業に就くことは「もちろん大事なこと」としつつ、「それはその方のことですから、強いて比べることはないのでは」と自身の考えを伝えた。
同ポッドキャストは、リスナーからの悩み相談に叶姉妹の2人が答える形式で進む。悩みに寄り添いながら飛び出す言葉は度々話題となり、反響が寄せられている。
以前には「自分のことを認められず、他人と比べては嫉妬してしまう」「理想の自分になれない自分が嫌い」などといった相談もあった。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「人と自分を比べてしまう」悩みに答えた、叶姉妹の言葉が心に響く「職業はサランラップのようなもの」その真意とは?