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もうすぐ夏本番。久しぶりに冷房をつけたご家庭も多いのではと思います。爽やかな風を期待していたら、なぜか嫌な匂いがプーンと部屋に漂ったことはありませんか。
そんなときは、エアコンの内部にカビが発生した可能性もあります。専門家によるカビ対策を紹介します。
家電メーカーのパナソニックは、エアコンのカビに関する意識調査を実施。20代〜60代の男女550人を対象に、「エアコン内部のカビが気になった経験はありますか」という質問をしたところ、「頻繁にある」(17%)、「たまにある」(58%)と、実に75%がエアコンのカビが気になった経験があることが分かりました。
続いて、「エアコンの風からイヤなニオイを感じた経験はありますか」という質問では、「頻繁にある」(12%)、「たまにある」(62%)と、74%がエアコンの風からイヤなニオイを感じたことがあるという結果になりました。
こうした「カビ風」を放置してしまうと、どのような影響があるのでしょう。
パナソニックのエアーマイスター福田風子さんはプレスリリースの中で、花粉やダニなどと同様に、カビの胞子もアレルギーの原因となる「アレル物質」となる可能性があると警告しています。
カビが生える条件は、主に温度、湿度、栄養の3つが挙げられ、これらの条件が揃うとカビが増殖します。室内で発生するカビについては、温度20〜30℃、湿度60%以上の環境がカビにとっては好条件だそうです。
カビが生えやすいのは、室内の空気が滞り、湿度が高くなるところが場所です。使用後のお風呂場や洗面室、使用直後の結露が発生しているエアコンの内部は特にカビが生えやすいそうです。
福田さんは、家で出来る3つのカビ対策を以下のように訴えています。
まずはとにかく換気することです。室内の空気中に浮遊している胞子のほか、ハウスダストも屋外へ排出することができます。
24時間換気システムは常に運転させた上で、1日に1〜2回は窓を開けて自然換気します。このとき、エアコンや空気清浄機はオンにしたままで問題ありません。
カビのリスクを抑えるには、部屋の湿度を60%以下にするのが大事。100円ショップなどのものでも目安としては十分なので、各部屋に湿度計を置くようにしましょう。
湿度を下げるには、除湿機やエアコンの除湿運転を利用しましょう。押し入れなどには専用の乾燥剤などもありますが、風を当てて乾燥させる方が効果が期待できます。
カビの栄養源となるホコリや汚れが溜まらないようにします。日常的な掃除はもちろん、カーテンなど布製品の洗濯、布団干しといったこともこまめにしましょう。
エアコンや空気清浄機といった家電類のフィルターも、ホコリが溜まりやすいので、定期的に手入れしましょう。
エアコンのフィルターを外した内部に汚れやカビが付着しているときは、エアコンクリーニングが必要です。エアコン内部の洗浄は高い専門知識が必要なため、お客様ご自身でお手入れすることはできません。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
エアコンの風から嫌な匂いしたらカビを疑って。家で出来る3つのカビ対策は?
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