前参院議員のガーシー容疑者が国際手配されたと4月14日、読売新聞などが報じた。アラブ首長国連邦のドバイに滞在しているとみられるが、12日にパスポートが失効していた。
FNNプライムオンラインによると、警察庁の申請を受けた国際刑事警察機構(インターポール)が13日付けで国際手配をした。現地当局によって居場所が確認された場合、警察庁が国外退去処分にすることなどを求める方針だという。
NHKニュースによると、今回の国際手配は国外に逃亡した容疑者の身柄を拘束し、引き渡すことを各国の警察組織に求める「赤手配書」ではなく、容疑者の所在地や行動に関する情報の収集を求める「青手配書」だった。
そのため、インターポール公式サイトの「赤手配書」のリストには14日午後3時点で未掲載となっている。
ガーシー容疑者の本名は東谷義和。
暴露系YouTuberとしての活動で知られており、2022年の参院選でNHK党(現:政治家女子48党)から立候補して初当選したが、一度も登院することなく2023年3月15日に除名され、議員資格を失った。
翌16日に、俳優の綾野剛さんら3人に対して動画で繰り返し脅迫したり中傷したりしたとして、暴力行為等処罰法違反の常習的脅迫などの疑いで警視庁が逮捕状を取っていた。
ドバイを拠点に活動しているとみられるガーシー容疑者は、逮捕状の発行以後も帰国の意思を見せていない。外務省の旅券返納命令を受けて、ガーシー容疑者はドバイにある日本総領事館にパスポートの紛失届を提出。旅券法の規定に基づいて、ガーシー容疑者のパスポートは失効していた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ガーシー容疑者を国際手配。アラブ首長国連邦に国外退去処分を要請する可能性も