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20代の頃は、とにかくいろんなことを「頑張りたい!」と思っていたのに、最近なんだか「頑張る」って言葉がつらくなってきた。頑張れない自分ってヤバくない…?
30歳になってそう思うことが増えてきてモヤモヤしていた私はある日、ギャルのバブリーさんと出会い、「ギャルのコーチングを受けてみませんか?」とお誘いをもらいました。
ギャルは「バイブスを上げるプロ」らしいのです。一体どういうこと…?話を聞いてみました。
「ギャルマインドで世の中をアゲ↑ていく」がミッションの合同会社「CGOドットコム」代表のバブリーさんは幼少期、自己表現が全然できない「優等生」だったそうです。
「生徒会長をやるような優等生で、地元の進学校といわれるような高校に行きました。でもある時『私の人生、世の中に決められちゃってるわ!』と思って、大阪に“大家出”しました」
そんな時、バブリーさんはギャルたちに出会って救われたと言います。自分の力で生きて、自分の軸をすごく大事にして生きているギャルの姿を見て、「『やべえ、かっけえ』と衝撃を受けました」と話します。
「今の社会って固定観念ガチガチじゃないですか。直感的に自分がいいと思うものを良いと言いづらい。本能で生きて、自分の好きを貫く『ギャルマインド』が、社会に足りてないと思って起業しました」
特にCGOに関わってくれるギャルたちは、コンプレックスや自分の好きを貫くために苦しんで戦ってきた人たちだとバブリーさんは言います。
「彼女たちのバイブスが強いのは、それだけ『自分の好きを貫く』という勇気がいることを体験してきたから。カッケー人たちですよ。ぜひギャルコーチングで話してみてください!」
ちょっと元気のなかった私は、早速ギャルコーチングを受けてみることにしました。結果からお伝えすると…「超アゲ↑↑↑」でした!!!ギャルコーチングの様子を一部お伝えします。
今回コーチングを担当してくれたギャルはアーサさん。最初にギャルコーチングのルールを説明してくれました。
「今日は肩書きとか役職を一旦忘れて、一人の人間として話してください。んで、ここからタメ口になるけど大丈夫ですか?関西出身やからめっちゃ関西弁になるけど!」
ギャルコーチングの間はタメ口、あだ名呼びがルール。お互いをアーサ、まあやと呼ぶことになりました。
「リアクション大きめで、5分以上の沈黙禁止な!仲良くなるために自己紹介からしようか」
たまたまアーサさんと私は同い年だったこともあって、すぐに肩の力を抜いて話せるようになりました。こうしてギャルによるコーチングが始まりました。
早速、冒頭の「最近『頑張る』って言葉がつらい」という悩みを相談してみました。
まあや:年齢関係ないとは思うけどさ…30歳になってやっぱりこの先どうやって生きていくか、将来のこととか考えちゃうんだよね。今後どうするか考えた時に、何をするにもエネルギーが必要じゃん?でも「頑張る」って気持ちが湧かない時もあって悩んでるんだよね。
するとアーサは「めっちゃわかる。私も本当に最近、同じこと考えててん」と全力で受け止めてくれました。
アーサ:私もアーティストになりたくて上京して、20代の頃はちょっと嫌なことでもがむしゃらに頑張れてたんよね。でも最近になってふっと落ち着くタイミングがあってん。多分周りが見え始めたからかな〜って思うけど、メディアで働いてたらいっぱいいろんな情報が入ってきて、考えさせられることが多いんちゃう?でも仕事でシャットダウンできへんからしんどいよな〜。
まあや:そうなの…自然の中に行きたい…
アーサ:わかる!焚き火の音とかいいよな!
質問を重ねながら話を受け止めてくれるアーサ。その上で「これは私の意見やけど、頑張らんでええんちゃう?」と話します。
アーサ:私は「頑張る」って言葉が嫌いで、使わないようにしてるんよ。「みんな頑張ってるからお前も頑張れ」も嫌い。だってみんなもう十分頑張ってるし。まあやは「将来のこと考えたらもっと頑張らなきゃ」ってちょっと思いすぎてる気がする。「やりたい」や「楽しさ」を一番に考えてほしいし、もっと欲を出していいと思う!自分の人生やんか。どんなモチベーションでいるかは自分で決めてええんちゃう?
「頑張る」のが当たり前だと思っていた私は目から鱗でした。でもアーサから「まあやは、やるべきことをすごいやってるし、そんな自分を受け入れてあげて!」という言葉に背中を押されました。
意識してみると「頑張る」とたくさん言ってしまっていることに気づいた私は、アーサと「『頑張る』って言葉を自分の辞書から外して、好きを優先する!」と約束しました。
私の同僚もギャルコーチングを受けてみることに。相談は「新しい挑戦になかなか踏み出せない」こと。モヤモヤしているけれど自分自身の考えもまとまっていないし、他人にも相談しづらい、というような内容をアーサにぶつけてみたそうです。
同僚に感想を聞くと、「特に心に残っているアドバイスは、“ギャル三要素”の一つ『直感に従え!』だった」と言います。
「他人に話したことのなかった悩みを話すことで、話しながら自分の考えが整理されていく感覚を味わえて、すごく良かったです。言い訳を並べてなかなか行動に移せない私に、『自分が感じている違和感こそ“直感”なんじゃない?まずは言葉にして周りにやりたいことを言ってみることから始めてみよ!』と背中を押す言葉をもらいました。ギャルマインドを自分の中にインストールして、ギャルな自分で自分を励ましていきたいです!!」
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これまで「ギャル式ブレスト」や「ギャルマインド講座」など企業や自治体など組織に「ギャルマインド」を届けてきたCGOドットコム。「今後は個人のバイブスを上げることにもフォーカスしていきたい」とバブリーさんは言います。
3月9日には、ChatGPTのAPIを利用し開発したギャル語を話すLINE BOT「AIギャル」をリリース。今回受けた「ギャルコーチング」もベータ版を近々公表予定だそうです。
「会議中にみんなで踊ってみたり、直感的にやりたいことを口に出してみたり、私たちはこれまでいろんな『カオス』を企業や自治体に生み出してきました。そこからクリエイティブなアイディアが生まれていく。これからも社会にギャルマインドをを伝えていきたいです!」(バブリーさん)
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
30歳になって、「頑張る」って言葉がつらい…→ギャルの“バイブス爆上げ”な回答は?