Apple社が公式に提供するオペレーティングシステム「macOS」の中に「ビットコイン」のホワイトペーパー(仕様書のようなもの)が隠されていたことが判明しました。iPhoeやMacに関するニュース分析や内部リークの報道で実績のある「AppleInsider」が報じています。
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※この記事はテクノロジー業界の動向をレポートするものです。金融助言や投資勧誘ではありません。
ビットコインを作り出した人物、あるいは団体がインターネットフォーラムなどで〝サトシ・ナカモト〟という日本ふうの名前を名乗っていたことは、ビットコイナーたちにはよく知られている事実です。また、このナカモト氏が発表したビットコインの構想や仕様などをまとめた「ホワイトペーパー」は、ビットコイン、ひいては暗号資産に関わる〝最重要情報〟あるいは〝歴史的文章〟として知られています。なお、このホワイトペーパーは日本語翻訳版を読むこともできます。
その「ホワイトペーパー」macOS Catalina以降を搭載したMac内から発見されました。いうまでもありませんが、これは「ユーザーが保存した」のではなく、macOSの中に誰かが(それはAppleの関係者でしょう)が隠していたということです。
macOSには、ユーザーが特定の機能やテストを実行しない限り表示されない隠しファイルが数多く存在します。しかし、これらのファイルのほとんどは、一般ユーザーが発見できるようなものではありません。今回の〝隠されたホワイトペーパー〟もそうしたファイルの1つとして見つかりました。
Satoshi Nakamoto’s Bitcoin whitepaper can be found in any Mac running macOS Catalina or newer
Source:Bitcoin whitepaper found hidden in macOS with unknown 'Virtual Scanner II' app | AppleInsider
ビットコインのホワイトペーパーをMacで表示する方法は以下の通り。
macOS CatalinaのMacで「Terminal」に下記を入力。
open /System/Library/Image Capture/Devices/VirtualScanner.app/Contents/Resources/simpledoc.pdf
また、ターミナルを使わない場合は「Macintosh HD→システム→ライブラリ→イメージキャプチャ→デバイスに移動する必要があります。Controlキーを押しながらVirtualScanner.appをクリックし、パッケージの内容を表示し、内容物→リソースフォルダ→simpledoc.pdf」で表示できます。
ビットコインのホワイトペーパーは、”Virtual Scanner II “というデバイスのサンプル文書として使用されていますが、一部のユーザーには非表示になっていたり、デフォルトではインストールされていなかったりすることもあります。
なお、過去(2021年)にもAppleのコミュニティフォーラムでの投稿に、同様の事象が報告されていました。
Weirdly there is also a PDF with the original Bitcoin white paper from Satoshi Nakamoto in the VirtualScanner.app Package Content.
Source:Virtual Scanner II in Image Capture – Apple Community
奇妙な点は、このファイル「ビットコイン・ホワイトペーパー」はAppleの内部の人物が〝仕込んだ〟はずですが、誰がなぜ行ったののかは判明してないことです。
ビットコインをつくったサカモトナカモトはAppleの関係者なのでしょうか? 筆者の推測では、その可能性は低いと思います。別の仮想通貨カルダノ(ADA)の中心的開発者として知られるチャールズ・ホスキンス氏は「ビットコインのコードはWindowsっぽい」と発言していますし、アダム・バックやニック・サーボといった有力な〝サトシ候補〟とくらべると「サトシAppleエンジニア説」は信憑性に劣ります。
Appleの内部の〝誰か〟がビットコインの支持者で、このファイルを仕込んだということなのでしょう。
そういえば、AppleのCEO、ティム・クックはビットコインを「個人的に、所有している」とニューヨークタイムズが報道じていましたね……。
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ビットコインの〝最重要情報〟がAppleの「macOS」内部から発見される