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プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手が2月17日、プレー中に別の選手に生理用品のタンポンを手渡したことについて謝罪した。
ウッズ選手の行動に対し、SNSでは多くの批判が投稿されていた。
ウッズ選手は2月16日、アメリカのプロゴルフツアー「ジェネシス招待」初日の9番ホールで、同じ組でプレーするジャスティン・トーマス選手をアウトドライブ(他競技者よりも遠くにボールを飛ばすこと)した後、同選手にタンポンを手渡した。
トーマス選手はそれに気づいて笑い、タンポンを地面にはたき落としている。
ウッズ選手も笑い、トーマス選手の肩を両手で抱きしめた後、ふたりは並んで歩き出した。
この行為について、SNSでは「女性を侮辱する行為だ」「性差別的だ」などの批判が起きた。
ウッズ選手は17日、タンポンを渡したことを「冗談だった」と釈明し、謝罪した。
ウッズ選手は「面白い、ゲームのつもりでしたが明らかにそのようには受け取られませんでした」 と説明。
その上で「どんな形でも、私が誰かを不快にさせたのであれば、お詫びします」と謝罪した。
さらに「(誰かを不快にさせる)意図はありませんでした。私たちはお互いにいつも悪ふざけをしています。(SNSの)拡散ではそのように受け取られなかったと思います。しかし、私たち二人の間では違うのです」とも述べた。
ウッズ選手にとって“悪ふざけ”だったこの行為にはどんな意味があるのか。
USAトゥデイのクリスティン・ブレナン記者は「ウッズのトーマスへのメッセージは明らかだ」と指摘。「女の子のようなプレーだ」と相手に伝えるためのジェスチャーだと説明している。
ブレナン記者によると、このタンポン渡しは男性たちの間で長年使われてきたジョークだという。
ブレナン記者は、非常に馬鹿げており、2023年にもなって10代の娘がいるウッズがこのような行為をすることが信じられないと述べている。
女性を「弱い」「男性より劣る」存在として見下すことはスポーツの世界で問題になっており、そういった風潮が女性に対する蔑視や偏見を生むと指摘されている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
競技中にタンポンを手渡す“ジョーク”で、タイガー・ウッズが謝罪。「女性を見下す行為」と批判されていた