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神宮球場の建て替えは「金儲け」の道具だ。斎藤幸平さんら訴える

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こちらもおすすめ>>神宮球場の建て替えは「日本にとって大きな損失」。反対の署名に1万人以上が賛同

東京都新宿区の明治神宮野球場(神宮球場)の移転・建て替えに反対する声が広がっている。

1月16日に始まった建て替え反対のオンライン署名には、これまでに1万4700人以上が賛同。

25日には、市民団体代表や東京大学准教授の斎藤幸平さん、プロ野球球団の元GWらが記者会見を開き「解体ではなく改修を」と訴えた。

1月25日に開かれたオンライン記者会見。ロッシェル・カップさん(左上)、斎藤幸平さん(右上)、竹田保久さん(左中)、ロバート・ホワイティングさん(右中)、マーティ・キーナートさん(下)1月25日に開かれたオンライン記者会見。ロッシェル・カップさん(左上)、斎藤幸平さん(右上)、竹田保久さん(左中)、ロバート・ホワイティングさん(右中)、マーティ・キーナートさん(下)

世界でもこんな球場はない

神宮球場は再開発で解体され、現在秩父宮ラグビー場がある場所に移転する予定だ。

この神宮外苑再開発では、高層ビル群が建設される一方で、第二球場や、軟式野球グラウンド、室内球技場、バッティング・センター、ゴルフ練習場、フットサルコートなど、市民が利用できるスポーツ施設が廃止になる。

さらに、その過程で歴史ある1000本近くの樹木が伐採や衰退の危機にさらされている

「神宮球場に心を寄せる市民の会」共同代表のひとり竹田保久さん(仮名)は、都会の緑の中で約100年の歴史を築いてきた神宮は他に類を見ない球場だ、と記者会見で語った。

竹田さんは世界中の野球場を巡るのが趣味で、日本だけではなくアメリカや韓国、台湾、オーストラリア、そしてメジャーリーグの試合が行われたロンドンなどで観戦をしてきた。

世界中の野球場を経験して感じるのは、神宮のような球場は他にないということだ。

「緑と調和した形で約100年間使い続けられてきたという点では世界でも本当に唯一無二の野球場だと考えています。色々見てきましたが、このような野球場というのは他に例を知りません」と話す。

竹田さんは、新球場がいちょう並木にダメージを与えるも問題についても「もしいちょう並木が枯れるようなことがあれば、果たして新球場を心から誇れるでしょうか。いちょうを枯損に追い込むような球場であってはならない」 と訴えた。

神宮外苑の豊かな緑とともに、100年近い歴史を刻んできた神宮球場神宮外苑の豊かな緑とともに、100年近い歴史を刻んできた神宮球場

再開発は「金儲けのための道具」

 東京大学准教授で、『人新世の「資本論」』などの著書がある斎藤幸平さんは、再開発は公共の財産である「コモンズ」を破壊して金儲けするためのものだと指摘する。

「多くの人たちが散策をして楽しむいちょう並木や区民が利用する公営住宅、スポーツ施設、伝統ある神宮球場や秩父宮ラグビー場、高さ規制のある建物は、そのままでは利潤をうみません」

「いちょうを切り、今も使えるスタジアムや区民の利用する施設を壊し、高級会員スポーツクラブや新しい商業施設、高層オフィスビルを作ることが最も手っ取り早く金儲けをする方法になってしまっているのです」

さらに、斎藤さんはすでにたくさんある商業施設やオフィスビルを増やすために100年かけて作られた森を壊せば、東京の魅力が軽減すると話す。

「ニューヨークやパリ、バルセロナなどでは緑や公園を増やす方向に転換しているのに、東京は逆行している。スポーツのクリーンなイメージを利用して資本主義がコモン(共有財産)を壊し地球環境を破壊するのは、スポーツウォッシングに他なりません」

神宮球場・外野側の入り口。近くには春に咲き誇る桜や、神宮外苑のシンボルいちょう並木がある神宮球場・外野側の入り口。近くには春に咲き誇る桜や、神宮外苑のシンボルいちょう並木がある

アメリカは歴史ある球場を守った

こういった反対の声に対し、「神宮球場は古いので建て替えの必要があるのではないか」という意見もある。

東北楽天ゴールデンイーグルスの初代GMを務めたマーティ・キーナートさんは、建て替えではなく改修で神宮をさらに魅力的にできると考えている。

その先例となるのが、1912年にオープンしたボストン・レッドソックスの本拠地「フェンウェイ・パーク」だ。

レッドソックスは1990年代後半、球場を壊して近くに建て替える計画を発表した。ところがファンらがこの計画に強く反対。「Save Fenway Park(フェンウェイ・パークを守れ)」という運動を立ち上げた

1999年のシーズン開幕日に「Save Fenway Park(フェンウェイ・パークを守れ)」のプラカードを掲げ、反対運動に署名する人々(1999年4月13日)1999年のシーズン開幕日に「Save Fenway Park(フェンウェイ・パークを守れ)」のプラカードを掲げ、反対運動に署名する人々(1999年4月13日)

こういった動きを受け、球団は最終的に建て替えではなく改修を決定。その後改修を重ねた球場は、2012年には国定歴史建造物に指定され、MLBのウェブサイトでは「アメリカで最も愛されている球場」と紹介されている。

また、レッドソックスの筆頭オーナーは「過去20年の改修で球場は非常に良い状態になっており、将来の世代も使えるだろう」と2022年のジ・アスレチックのインタビューで語っている。

キーナートさんは、神宮もフェンウェイ・パークのように改修して残すべき価値がある球場だと強調する。

「神宮球場は日本の遺産で、こういうモニュメントは残さないとダメです。アメリカであれば、フェンウェイ・パークや2番目に古いリグレー・フィールドは絶対に壊しません。神宮スタジアムも絶対残すべきです」

建て替えは野球ファンのためとは思えない

神宮球場を守るオンライン署名を立ち上げたロバート・ホワイティングさんは、高層ビルに囲まれた新球場は、ビル風や日陰で野球環境が悪化し、外野席が少なくなる可能性があると訴えている。 

25日の記者会見では「(今の計画では)明治神宮と明治神宮球場のアイデンティティがなくなるでしょう。この計画はお金と利益を生み出すためだけのもの。野球ファンのためだとは思えません」と語った。

反対運動の高まりとともにSNSには #神宮球場を守りましょう #神宮球場が好き #神宮外苑の樹木伐採に反対します などのハッシュタグや、「球場の真横に高層ビルがあるのは嫌だ」「無くなってしまうのは寂しすぎる」といった懸念や球場愛が投稿されている。

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神宮球場の建て替えは「金儲け」の道具だ。斎藤幸平さんら訴える

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