台湾と香港が新型コロナウイルスの感染拡大防止のために設けていた水際対策を緩和する。入境に必要な検査が簡易なものになったり、隔離期間が短くなったりする。
気軽に海外旅行ができる日は戻ってくるのか。9月下旬時点の最新の状況をまとめた。
9月29日から観光目的での訪台を認める。コロナ禍が起きる前にビザなしで入境できた国や地域には同様の措置をとる。つまり、日本人はビザなしで台湾に行けるということだ。
ただし、全く制限がないというわけではない。
衛生当局の発表によると、2段階に分けて観光客向けの緩和が実施される。
第1段階(9月29日から):
・1週間あたりの入境人数を5万人から6万人に
・入境時の唾液PCR検査を原則廃止し、簡易検査に切り替え
・入境時をゼロ日目とし、3日間の隔離。その後も4日間「自主検疫」として不要な外出を禁止する
これらの水際対策は、10月中旬にも「第2段階」としてさらに緩和される見込み。早ければ10月13日から実施されるという。内容は次のとおりだ。
第2段階(早ければ10月13日〜):
・1週間あたりの入境人数を15万人に拡大
・簡易検査は引き続き実施
・3日間の隔離を廃止。入境時をゼロ日目として7日間の「自主検疫」に切り替え。自主検疫中は外出前に簡易検査が必要だが、制限付きでレストランなどの立ち入りが認められる
・ビザ免除の対象ではない国からの観光ビザ訪台を認める
香港では9月26日朝から大幅な水際対策の緩和が実施される。23日、李家超(ジョン・リー)行政長官が発表した。
これまで香港では、入境後は3日間のホテル隔離に加え、外出可能だがレストランやバーなどには入れない健康観察期間として4日が課されていた。
しかし26日からはホテル隔離を廃止し、3日間の健康観察期間のみとする。
香港に向かう前に必要だった48時間以内のPCR検査陰性証明も、24時間以内の簡易な抗原検査の結果があれば入境できるようになる。空港などに到着したあとPCR検査を受ける必要はあるが、結果を待たずに公共交通機関を使ってホテルなどに向かって良い。
検査結果が陰性の場合、スマホに表示される「ワクチンパス」の識別コードが黄色に変わる。黄色状態でも外出はできるが、入れる場所が制限される(詳しくは在香港日本国総領事館の公式サイトから確認できる)。
到着2日目のPCR検査結果が陰性の場合、3日目に青色になり行動制限が解除される。
李家超・行政長官は「再び水際対策を強化することは望まない。香港を世界へと繋げ、香港に来る際の不便さを減らしていきたい」と話している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
台湾と香港に旅行できる日はいつ?新型コロナの水際対策が次々に緩和【海外旅行】
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