2022年9月11日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と「天恩日(てんおんにち)」、「大安」が重なり、縁起が良いとされる日です。どんな日なのか調べてみました。
暦を知る事典(東京堂出版)では、一粒万倍日について、以下のように書かれています。
一般には、文字通り一粒の籾(もみ)が一万倍になってかえってくるという意味で、仕事始め・開店・種蒔き・金貸しなどによい日であるが、借金や借り物など増えては困るものは当然ながら凶である。
旧暦読本(創元社)では、次のように解説されています。
一粒の種を植えると、それが実を結んで万倍にもなるというおめでたい日のことです。金銭の貸し出し、商売始め、開店、投資などに吉。逆に、借金をするとたちまち膨れ上がる凶日です。
Oggi.jpによると、一粒万倍日は年間で約60日あるといいます。また、大安をはじめとする他の吉日と一粒万倍日が重なることで、さらに運気が高まるとされています。
天恩日については、暦を知る事典で、以下のように書かれています。
天から万物を憐れみ、下界に恩沢を下す日で、任官・婚礼などの慶事を行うのに大吉とされる。
また、旧暦読本(創元社)では、次のように解説されています。
「天から恩沢を下し、万民福を得る」というありがたい日です。したがって、官位に昇ること、結婚その他吉事に用いれば大吉ですが、凶事に用いてはなりません。
大安は、世界大百科事典第2版(平凡社)で、以下のように説明されています。
六曜の一つで大吉日。婚姻、移転、建築、旅行、新規事業の開始など、すべてのことに終日吉とされる。万事大吉で、成功しないことはないという。大安吉日に結婚式を行うことは、友引の日に葬式を行わないこととともに、現在最も広く受け入れられた習俗となっている。
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一粒万倍日、天恩日、大安が重なり「運気がアップ」。どんな日か調べてみた(2022年9月11日)