9月6日(火)15時現在、大型で強い台風11号(ヒンナムノー)は日本海を時速80kmで北東に進んでいます。
今夜には温帯低気圧に変わる見込みですが、北日本を中心に風の強い状況が続く見込みです。
▼台風11号 9月6日(火)15時現在
中心位置 日本海
大きさ階級 大型
強さ階級 強い
移動 北北東 80 km/h
中心気圧 970 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
暴風域半径 150 km
強風域半径 575 km (東側650 km, 西側500 km)
台風が北東に進むに連れて、風の強いエリアは東日本や北日本に移り、平均で10m/s以上の強風の所が増えてきました。最大瞬間風速は福井県敦賀市で13時41分に29.7m/s、秋田市では14時50分に22.2m/sを観測しています。
台風は今夜までに日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みです。ただ、最大風速は台風である現在と大きくは変わらず、強い風の領域は拡大する可能性があります。
低気圧に近い北日本の日本海側は暴風となるおそれがあり、北海道の各地に暴風警報が発表されました。飛来物や倒木による停電などに警戒が必要です。
台風の南側に広がる雨雲が西日本を通過しており、局地的に強い雨を降らせています。15時30分までの1時間には高知県馬路村・魚梁瀬で13.0mm、鳥取県大山町で10.5mm、大阪府茨木市で10.0mmを観測しました。
紀伊半島南部など一部では今夜にかけて激しい雨の降るおそれがあります。また、日本海側に広がる雨雲は夜になると北陸に進んできますので、雨の強まりに注意が必要です。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」はラオスが提案した名称で、国立保護区の名前が由来です。
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