子供の頃大好きだったTV番組「黄金伝説」。中でも、お笑い芸人のよゐこが挑戦する無人島生活は食い入るように見ていた。
そして、よゐこの無人島生活といえば、「チネリ米」を思い出す人も多いのではないだろうか。「いつか作って食べてみたい」と思ってたけど、せっかくの夏休み。夏のサバイバル体験を家でやってみるのも乙なのでは?よし、無人島料理作るぞ!
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用意したのはこちら。チネリ米の原料となる小麦粉と、よゐこ濱口さんが海で獲ってきそうな色の魚(なにそれ)ちなみにイトヨリと言うぞ!
テレビでは「獲ったどー!」ってモリ掲げてるの何十回も見たけど、あれ極寒の冬の海とかでもやってたよね。大人になって冷静に考えるとやばいっすね。
小麦粉に目分量で水と塩を入れてこねこね。決まった分量はないので、自分の野生の勘を研ぎ澄まして作業をしていきます。こういうレシピはですねぇ。分量とかじゃないんです。生きる意思。生きようとする希望。そういったものを生地に練り込んでいけば自ずと道は開かれる。と思います(ぇ)
まぁでも現実に硬さをみつつ調整。こういうのって、だいたい耳たぶくらいの固さが云々とか言うよね…。でも粉ついた手で耳たぶ触りたくないし、まぁ、こんくらいでしょ。(適当)
ここからが大変な作業。生地をちょっとずつチネって、米(のようなもの)を作っていきます。うわぁ…やってみてわかりました、大変だなぁこれ。全然生地の塊が減らない!よゐこ濱口さんの狂気のチネり芸、やっぱり大変だったんだなぁ。
そして、指で生地をこねくり回すから、他人がチネったやつはなんか食べたくないかも…。好きな芸能人がチネったやつなら「食べさせてください」って懇願するけど。(突然の変態)
15分もチネると指が痛くなってきます。「あ…あ…」とカオナシみたいな声を上げながら作業続行。よゐこ濱口さんは一晩中ちねってた気がするんですがそこまで再現しなくても良いかなって。
でも全然減らない生地。どんどん雑になるチネリ米…。今日のところはこれくらいにしといてやろう。(震え声)
お湯を沸かし、チネリ米をドバー。
な、なんか米同士がくっついてる!待って待って!せっかく一生懸命チネったのに!
お湯の中で菜箸を高速で動かし、どうにかこうにか分離。いい感じに茹でたら、ザルに引き上げます。
内臓を取った魚に片栗粉をつけ、油で揚げます。無人島では「油へピョーン!」って言いながら油の中に魚を投げて火柱立たせてたけど、それはさすがにできないので少量の油でパチパチ揚げます。…アヅァ!しっかり水分拭き取らないとたまに大爆発するので注意して。
ちなみにいつかの黄金伝説の会では料理が全部できてからチネり米を作りだして、「料理冷めてるやないかい!」って思ったこともあったね。そんな記憶からか、チネり米を作ってから魚をあげてます。人間、学習するものですな。
いい感じに揚がったら、チネリ米の上に乗せて…
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できた!!魚はとっても美味しそう!魚は!
でも、ずっと食べたかったチネリ米なんだから、美味しくないわけないよ…ね?(不安)
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魚の身をほぐして、チネリ米とともにパシャリ。
ではいただきます。パクっ。
…んー。うん。
魚は美味しい。チネリ米は…美味しくはないかな…。(小声)
擬音にすると「もきゅっもきゅっ」って感じ。
でも無人島で贅沢品何もない中、空腹の限界超えて一生懸命作ったチネリ米だと、泣くほど美味しいのかもしれない。
米粒っぽい形を保ってる優等生をピックアップ。君…すごく綺麗だね…うちの事務所所属しない?(?)
お魚さんの命と自分の努力に感謝しつつ、パクパクと食べ進めます。
子供の頃夢中になった番組の象徴とも言える「チネリ米」に焦点を当て挑戦してみた今回の料理。
スマホの操作ひとつで美味しいアツアツの料理が配達されてくる今の環境がどれほど幸せなのかを思い知らされる結果となりました。
正直、美味しくはなかった!でも、やってよかった!みんなもサバイバル生活を体感したくなったら、ぜひやってみてくれよな!
写真・文/タダユイ
この記事はレシピ検索サイト「レシピル」から配信されました。
元記事:伝説のチネリ米に挑戦!無人島料理を再現したら目の前に海が見えた
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