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8月に入り、各地で35度を超える猛暑日となり、関東以西では40度に達する地域も出てくるなど、全国的に厳しい暑さになってきました。

冷たいものが恋しくなる中で、東京都千代田区の老舗洋菓子店『近江屋洋菓子店』（@omiyayogashiten）が、旬の桃を使ったお手軽シャーベットのレシピを公開し、話題になっています。

桃のアイスは以前お店で作っていたもので、今年も時間ができたら、お店に並ぶ予定といいます。

これまで、生乳が大量廃棄される恐れがあった時には人気のプリンやホットチョコ、ウクライナ侵攻を受けてロシア料理店への嫌がらせが多発した際にはボルシチのレシピを公開してきた近江屋洋菓子店。

今回、桃のアイスの作り方を共有したのは「夏休みにお菓子作りの楽しさを、ご家族などで共有してもらえたら」との思いがきっかけだといいます。

◆桃アイス、作り方は？

レシピは以下の通りです。 

＜材料（2〜4人分）＞

・桃　1個

・桃ジュース（または水）　200cc前後

・レモン　5cc

＜作り方＞

（1）材料を全て鍋で合わせ、沸騰後、2～3分煮込みます。お好みで、砂糖や蜂蜜を足しても良いです。

（2）冷凍庫で固めます。

（3）固まったらフードプレセッサーで撹拌し、完成です。

コカ・コーラ社の飲料水『い・ろ・は・す もも』を使って、桃の風味を豊かにあっさりとした味に作り、最後に白ワインを入れて仕上げるのがおすすめといいます。

担当者は「桃ジュースを使うと濃厚になり、水だとあっさりになります。ジュースを使う場合は砂糖はいりませんが、水だと物足りないかもしれないので、砂糖を入れると良いと思います。蜂蜜だとコクや香りが出ます」とした上で、「桃の完熟度で全体の甘さも変わりますので砂糖で微調整していただけると幸いです」とアドバイスします。 

Twitterでは「これは桃爆買いして試さねば」「桃お取り寄せ届いたら作ろ」といったコメントが寄せられています。

◆夏休みに、お菓子作りの楽しさを

ハフポスト日本版は、近江屋洋菓子店の担当者に話を聞きました。

ーーこれまで、生乳が大量廃棄される恐れがあった時にはプリンやホットチョコ、ロシア料理店への嫌がらせが多発した際にはボルシチのレシピを公開してきましたが、今回、桃アイスのレシピを共有しようと思ったきっかけを教えてください。

夏休みになり、町に子どもの姿を見かけることが多くなったことがきっかけです。お子さんと一緒にご家族で共有する楽しみがあったらいいなあと思い、投稿させていただきました。お菓子作りの楽しさを、ご家族などで共有していただけると嬉しいです。

ーー桃のアイスの魅力は。

生の桃とまた違った桃の楽しみ方ができます。桃に牛乳やクリームを加えた濃厚感は生の桃にはないおいしさです。生もアイスもおいしい桃は最高です。

ーーおすすめのトッピングやアレンジがあれば教えてください。

弊社の商品『もも』のように、カスタードがおすすめです。生クリームも良いと思います。

また意外かも知れませんが、オリーブオイルが合います。桃のアイスにかけるとおいしいです。

アイスではありませんが、未熟な桃を皮ごと薄くスライスしてチーズと重ねて、生ハムと桃、オリーブオイル塩胡椒で冷製カッペリーニも美味しいですよ。

＜取材・文＝佐藤雄（@takeruc10）／ハフポスト日本版＞