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対中強硬派として知られるアメリカのペロシ下院議長が２日夜にも台湾を訪問する見通しだと複数のメディアが伝えている中、台湾に近い沖縄のアメリカ軍嘉手納基地では沖縄近海を航行しているとみられる原子力空母に搭載されている輸送機が飛来したほか、空中給油機２２機が飛来していて中国の動きに対応するため準備を進めている可能性もあります。

中国の人権問題を批判するなど対中強硬派で知られアジアを訪れているアメリカのペロシ下院議長をめぐり複数のメディアが２日夜にも台湾を訪問する見通しだと伝え一部では蔡英文総統らと会うとも報じられています。

中国側は「もし台湾を訪問すれば強力な対抗措置をとる」などと強く反発しておりアメリカの台湾への接近に警戒を強めています。

こうした中沖縄のアメリカ軍嘉手納基地には２日午後、原子力空母「ロナルド・レーガン」に搭載されているＣ２輸送機、２機が相次いで飛来しました。

Ｃ２輸送機は１日も嘉手納基地に飛来していることから「ロナルド・レーガン」は台湾にも近い沖縄の近海を航行していて、中国の動きを警戒している可能性もあります。

また、嘉手納基地には別の基地に所属するＫＣ１３５空中給油機２２機が先月３１日から飛来していてペロシ議長が台湾を訪問する際に、嘉手納基地に配備されている戦闘機が周辺の警戒のため長時間飛行できるようにするなど中国の動きに対応するための準備を進めている可能性もあります。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220802/5090019379.html