新型コロナウイルスに対するワクチンについて、相変わらず、さまざまなデマが流布されています。
デマの中には「ワクチンを接種した後に、ワクチンが原因で千数百人が亡くなった」などという荒唐無稽なものもあります。
これは副反応疑い報告制度の内容を誤解しているか、意図的にその情報をミスリードしています。
「ワクチンを接種した日より後に亡くなった」ということは、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。
副反応疑い報告制度に報告された死亡例には、ワクチン接種後に溺死したり、縊死した人も含まれています。
副反応疑い報告制度で報告されたワクチン接種後の死亡事例の中で、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません。
米国でも2020年12月14日から2022年6月22日の間に、5億9300万回のワクチン接種が行われましたが、
CDCによれば、ワクチンが原因となった死亡例はJ&J/Janssenワクチンの9例だけです。
オーストラリアでは、2022年3月までに2000万人近い人が少なくとも1回のワクチン接種を受けていますが、
TGAによれば、ワクチンが原因で亡くなられたのはアストラゼネカ社のワクチン接種を受けた11例だけです。
11例のうち8例は血小板減少症による血栓症で、2例はギラン・バレー症候群で、1例は免疫性血小板減少症です。
コロナワクチンは世界中で接種が行われ、その結果について、常にさまざまな科学的な研究が行われています。
SNSなどで流布されている科学的な根拠のない反ワクチンの風説に惑わされないように気をつけましょう。
https://www.taro.org/2022/06/%e8%8d%92%e5%94%90%e7%84%a1%e7%a8%bd%e3%81%aa%e3%83%87%e3%83%9e.php
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