アメリカ・テネシー州に住むある青年は、車の火災で婚約指輪を失いかけたが、幸運にも無事に救出し、恋人にプロポーズすることができた。
5月9日、マイヤーズ・ハートさんと高校時代からの恋人ブルックリン・スティーブンスさんは、レンタカーを運転していたところ大きな爆発音を聞いたという。
ハートさんは、点検するために車を道路脇に停め、その時車が炎上していることに気づいた。
ハートさんは、地元テレビ局WSMV News4 Nashvilleの取材に対し、「大きな音がしました。冷却水のタンクが爆発してボンネットが跳ね上がり、そこらじゅうに液体が噴出し、そこから燃え上がったのだと思います」と語った。
2人は、同乗していたスティーブンスさんの親友と一緒に、無事に車から脱出できた。しかしその後ハートさんは車の中に隠していた婚約指輪が、燃え盛る車の中に残っていることに気づいたという。
駆けつけた地元の消防救急隊は、迅速に消化活動を行なった。
ハートさんは「(スティーブンスさんの)親友は指輪のことを知っていて、2人で顔を見合わせて『指輪が車の中にあって、取り出せない』と話していた」と振り返る。
悲惨な状況だったというが、親友は希望を忘れなかった。消防士が炎を消したあとに、指輪を探してくれるようにそっと頼んだという。
すると、驚きべきことに愛の証は燃え盛った車の中でほとんど無傷で見つかった。
News4の取材に対し、消防士のスティーブ・ホプキンスさんはこう話した。
「灰をより分けると、リングケースの中に無事に収まっていた。ケースを開けてみると新品そのもので、本当に奇跡だと思いました」
ハートさんは、その場所でスティーブンスさんにプロポーズをした。
スティーブンスさんは言う。「彼は片膝をついて、私は『ここで?』と言って、泣き出してしまいました。私は言いました。『ここで? 今? 車が今燃えていて…本気なの? もちろんイエス。でも車が』。すると彼は『知ってる』と答えました」
※この記事はハフポストUS版を翻訳・編集しました。
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炎上した車に婚約指輪⇒親友のアシストで救出。悲惨な状況でのプロポーズの結果は…