29日の日没の時間がきても捜索が続いています。斜里町のウトロ漁港から最新情報を中継で伝えます。
ウトロ漁港はもうすぐ陽が落ちる時間です。捜索に協力した漁船は帰港しました。事故から7日目を迎え、大きな動きがありました。午前11時すぎ、ここから北東に30キロほど船で行った先に「カシュニの滝」があります。そのおよそ1キロ沖あい、水深およそ120mの海底で、「KAZUI」と書かれた船が見つかり、その後、この船が「KAZUI」であると特定されました。
船体に大きな損傷はなく、周辺に人影はないということです。
船の引き揚げについてですが、水深およそ120メートルは人が潜れない深さです。船体の状態が引き揚げに耐えうる状態なのかもわかりません。また引き揚げるとしても他の船舶や機材の準備が必要です。今後船をどうするか方針が明らかになるには、しばらく時間がかかる見込みだということです。なお国交省の担当者は、船の発見後に行われた報道陣への会見で、「KAZUI」の引き揚げについては、事故を起こした運航会社が主導して進めていくべきだとという考えを示しています。
29日は3日ぶりに地元の漁船が捜索に協力しました。GW初日ですが、観光船も「今は捜索優先」としていて観光協会にとっては打撃です。それでも地元が一丸となっての捜索活動が続いています。
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