「世界最大のジャガイモ」は、ジャガイモじゃなかった。ギネス申請のDNA検査で判明

ニュージーランドで発見された「世界最大のジャガイモ」と目されていた農作物が、ジャガイモではなかったことが判明した。

収穫した夫妻がギネス世界記録に登録申請したところ、DNA検査でジャガイモではないことが分かったという。

海外メディアがことの経緯を伝えている。

CNNによると、ニュージーランド・ハミルトンで2021年8月、クレイグ・ブラウンさん夫妻が自分たちの菜園で巨大な野菜を発見。手にしてみると、特別なものであることは一目瞭然だった。

掘り出したという発見方法に因んで、“Dug”(掘るという意味を持つdigの過去形)と名付けた。

測ってみると、重さは約7.8キロ

ギネス世界記録に認定された世界で最も重いジャガイモは、2011年にイギリスで見つかった約5キロのもので、遥かに上回っていた。

そこでクレイグ・ブラウンさん夫妻は、Dugをギネス世界記録に登録申請しようと決断した。書類を提出し、待つこと7カ月。届いたのはショックな知らせだった。

「悲しいことに、(DNA)検体はジャガイモのものではありませんでした。実際はウリの一種の塊茎(かいけい:植物の茎部分が枝分れし、先のほうが肥大して塊状になったもの)でした」

残念ながら、登録が認められなかったクレイグ・ブラウンさん夫妻。それでも、Dugを冷蔵庫で大切に保管している。

クレイグ・ブラウンさんはAP通信の取材に「ソーセージを取り出すときにいつも、彼に向かって元気?と声をかけています」と説明。「Dugはニュージーランドから来た破壊者です。彼は世界最大の“ジャガイモではないもの”です」と語った。

CNNによると、クレイグ・ブラウンさんは悲報の後、Dugが自分たちの菜園にある、しわの多い洋梨に似たハヤトウリに由来した作物だと発見したという。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「世界最大のジャガイモ」は、ジャガイモじゃなかった。ギネス申請のDNA検査で判明

Rio Hamada