アメリカ・テキサス州ヒューストンの寿司店で、男が発砲する事件があった。しかし、その店には偶然にも屈強な総合格闘技の選手がおり、見事に犯人をノックダウンした。
事件が起きたのは3月14日。CNNなどによると、ヒューストンの寿司店「RA Sushi」の店内で、男が天井に向けて発砲した。
店内に居合わせたのは、総合格闘技団体・UFCのケビン・ホランド選手。カンフーや柔術の心得があり、現役通算22勝7敗のファイターだ。
「最初は近くの席でやっていた誕生日パーティーのシャンパンかと思ったが、すぐにそうではないと気づいた」とホランド選手。別の客が男から銃を取り上げようとしているのを見ると、すぐに加勢に入った。
男から銃を取り上げると、ホランド選手は男を引き寄せ、自分の膝の上に座らせる。そして「裸締めをかけて締め上げたんだ」。裸締めは、背後から相手の首に腕を回す絞め技で、相手を失神させることもある。
ホランド選手らの活躍もあり、この事件で怪我をした人はいなかった。容疑者の24歳の男は、武器の不法所持などの疑いで勾留されたという。
ホランド選手が事件後の店外の様子を撮影した動画を、格闘技専門メディアがアップしている。駐車場にパトカーが止まっており、「酒を飲んで、カンフーで戦った」という字幕がつけられている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
寿司店で発砲事件→総合格闘技の選手が偶然現場に、必殺の裸締めが炸裂