ミラ・ジョヴォヴィッチさん、故郷ウクライナへの侵攻に心境つづる。「平和をもたらすことが出来ない指導者たち」に怒り【全文】

「バイオハザード」シリーズなどで知られる俳優のミラ・ジョヴォヴィッチさんが日本時間の2月26日、自身のインスタグラムでロシアによるウクライナへの軍事侵攻について思いをつづった。

ジョヴォヴィッチさんはウクライナ生まれで、ロシアにもルーツがある。「恐ろしい光景を見て、私(の心)は2つに引き裂かれています」などと胸の内を明かした。

「平和をもたらすことのできない指導者たち」に怒り

ジョヴォヴィッチさんはインスタグラムで、次のように文章で思いを寄せた。

私が生まれたウクライナで今週起こった出来事に心を痛め、呆然としながらこのニュースを理解しようとしています。私の(生まれた)国とそこに住む人たちが空爆にさらされています。友人や家族は身を隠しています。私はロシアとウクライナの両方にルーツを持っています。

国が破壊され、家族たちは(住む)場所を強制的に追われ、彼らのこれまでの人生が燃えて炭の破片となって彼らの周りに散らばっています。そんな恐ろしい光景を見て私(の心)は2つに引き裂かれています。

父の故郷である旧ユーゴスラビアでの戦争やそれについて家族が話してくれたトラウマや恐怖を思い出します。戦争。いつだって戦争。平和をもたらすことが出来ない指導者たち。帝国主義という終わりがなく犠牲を強いる絶対的な力。そしていつも、人々が血と涙で(その)代償を払っています。

投稿には「#helpukuraine」とハッシュタグが付けられていた。

日々刻々と戦況が伝えられるロシアによるウクライナへの軍事侵攻。ロシアやウクライナの著名人たちにより「戦争反対」の意をSNS上で表明する動きが広がっている

平昌五輪フィギュアスケート女子・銀メダリストのエフゲニア・メドべージェワさんはInstagramのストーリーで他の著名人たちと同じように黒い画像を投稿。「悪い夢のように、一刻も早く全てが終わることを願っています」とのメッセージを発信していた。

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