修正 2022.02.22. 午後3時36分
イ・ジェミョン共に民主党大統領候補が21日のテレビ討論で「私たちがすぐに基軸通貨国になる可能性が非常に高い」と話り、基軸通話をめぐる議論が広がっている。しかし、ウォンは基軸通貨はおろか、より幅広い国際通貨の隊列にも上がれないというのが支配的な意見だ。
ウォンは国際決済で多く取引される貨幣ランキングで20位以内にも入らない。国際決済時のウォンの割合は0.2%にも及ばないのが現実だ。タイバーツ、南アフリカランド、ハンガリーフォリント、メキシコペソよりも使用頻度が低い。
国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、今年1月基準で国際決済時の通貨比率はドル(39.92%)が1位、ユーロ(36.56%)が2位だ。ポンド(6.3%)が3位だが、ドル・ユーロに比べて格段の差がある。続いて元(3.2%)、円(2.79%)が4~5位だ。その後、1%以上使用される通貨は6位カナダドル(1.6%)、7位オーストラリアドル(1.25%)、8位香港ドル(1.13%)までが全てだ。
▽国際銀行間通信協会(SWIFT)の今年1月基準の国際決済時の通貨比率ランキング。20位まで出ている中でウォンはない
20位まで出ている順位でウォンはない。9位から20位はシンガポールドル(0.93%)、タイバーツ(0.75%)、スウェーデンクローナ(0.67%)、スイススイスフラン(0.64%)、ノルウェークローネ(0.63%)、ポーランドズウォティ(0.54%)、デンマーククローネ(0.36%)、マレーシアリンギット(0.36%)、南アフリカ共和国ランド(0.28%)、ニュージーランドドル(0.25%)、メキシコペソ(0.20%)、ハンガリーフォリント(0.18%)の順だ。
どこまでが基軸通貨かについて明確に決まった範囲はない。しかし、国際的に学者や市場専門家たちは、ドル、ドル+ユーロ、ドル+ユーロ+円+ポンドの3つの部類のうちのどれか1つと見ており、これよりも広く取る場合はほとんどない。
基軸通貨になるには海外で望まれる貨幣にならなければならない。韓国銀行の関係者はしかし「外国でウォンを外国為替保有額として持っているという話は聞いたことがない」と話した。ソン・テユン延世大教授は「国債を大量に刷っても貨幣価値や国家信用度が揺れないなら名実共に基軸通貨といえるが、そのような貨幣は世の中にドル以外にはないと見なければならない」と話した。
チョ・ジャンオク西江大名誉教授は「米国が莫大な貿易赤字でドルを世界中に振り分けるのと同じような通貨のグローバル化戦略が可能ならば基軸通貨といえるが、韓国がそのような巨大な貿易赤字を享受することが可能だろうか」とし「中国のように大きな国がそのように努力しても、人民元を基軸通貨にできないのが現実だ」と話した。チョ名誉教授は「ウォンが基軸通貨になるというのは、国民を相手に希望拷問をすることに過ぎない」と話した。
キム・ジョンシク延世大名誉教授は「韓国は様々な外国為替関連規制のせいで資本の出し入れが自由ではなく、ウォンは国際通貨としても認められないが、それより一段階上の基軸通貨になるというのはあまりにも遠い話だ」とし「北朝鮮と関連した危険が連結した国の貨幣が基軸通貨になるというのは現実と合わない」とした。
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