オリンピックのリンクで、前人未到の「4回転アクセル」に挑戦したフィギュアスケート男子・羽生結弦選手。
結果は4位で、メダルには手が届かなかった。
しかし、前回平昌大会以降、本格的に取り組んできた4回転アクセルに挑み、成功にはならなかったが、国際スケート連盟(ISU)により世界で初めて認定された。
2019年にトリノで行われたグランプリファイナルの公式練習で、初めてカメラの前で4回転アクセルを飛ぶ姿を見せ、2021年12月の全日本選手権では公式の試合でチャレンジ。北京五輪のリンクの上では、その時よりも格段と成功に近づいた姿を披露した。
向上心を忘れず、より高みを目指してスキルを磨き続ける羽生選手の勇姿を、世界中のファンが見届けた。
北京オリンピックの公式Twitterは2月10日のフリー後にTwitterを更新。
「羽生結弦は自分自身に挑戦し続け、そしてその限界を押し広げた」とし、「私たちは彼の努力と献身にとても感動し、インスピレーションを受けています」と賞賛の言葉を贈った。
そして、「彼こそが真のアイスプリンスです」という言葉とともに、4枚の写真を投稿した。
✨ #YuzuruHanyu#羽生結弦 kept challenging himself and pushing the limit.
💪 We are so touched and inspired by his devotion and commitment.
He is a true Ice Prince!👑⛸️#Beijing2022#Olympics#BingDwenDwen#TogetherForASharedFuture📸GettyImages pic.twitter.com/YELAUwa5i3
— Beijing 2022 (@Beijing2022) February 10, 2022
羽生選手がフリーの楽曲に選んだのは、上杉謙信の半生を描いたNHKの大河ドラマ「天と地と」のテーマ曲で、琴や琵琶の音色が使われた雄大な1曲。
羽生選手の衣装も楽曲にあわせ、和の世界が表現されている。美しい水色の衣装は着物のように前合わせになっており、腰には帯のようなもの、両手にはシースルーの手袋をつけた。写真は羽生選手が氷上を自由に舞う姿をとらえている。
北京オリンピック公式はこの投稿をプロフィール上部に常に表示されるよう「固定」。
リプライや引用RTでは、日本語、英語、ロシア語、中国語、韓国語などさまざまな言語で、「お疲れさまでした。あなたの挑戦し続ける姿にいつも勇気をもらっています」「大好きです」「努力は無駄じゃないと、あなたに教わった」など、羽生選手の挑戦を称え、労うコメントが多数寄せられている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「彼こそが真のアイスプリンスです」北京五輪公式がツイート固定した、羽生結弦の4枚の写真がこれだ