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ELLEが脱毛皮宣言「もはや時代遅れ」 ファッション誌もファーフリーへ

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フランスのファッション誌『ELLE』が、コンテンツや広告などから毛皮を禁止すると発表した。

世界的なファッション誌のファーフリー宣言は初めてで、日本を含めた世界中の45エディションすべてで、毛皮を禁止するという。

ELLEのインターナショナル・ディレクターのヴァレリア・ベソロ・ロピズ氏は、「これは、アニマルウェルフェアを促進する素晴らしい機会です。持続可能でイノベーティブな代替手段をという要望に応え、人道的なファッション業界を育てます」とロイターに語っている。

社会の変化に沿った決断

今回の脱毛皮は、ELLEブランドを所有する「ラガルデールグループ」と、動物権利保護団体の「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル」「米国人道協会」「Creatives4Change」のコラボレーションで実現した。

禁止する毛皮の定義は、50以上の動物保護団体が加盟する「ファーフリーアライアンス(FFA)」のガイドラインを採用しているという。

ELLEの45エディションのうち、13エディションが既にファーフリーを実行しており、2022年1月1日に20エディション、残りは2023年までにスタートする。

脱毛皮は、読者を見据えた判断でもある。

 ベソロ・ロピズ氏は「毛皮は、もはや時代遅れでファッショナブルとは言えません。特に、ファッションと高級品業界にとって重要なターゲットであるZ世代にはそう言えるでしょう」「Z世代はファッションに対して、責任を持ちエシカルでイノベーティブであることを求めています」と述べる

止まらない脱毛皮

ファーフリーは、ファッション業界では止まらない動きだ。

2021年9月には、高級ファッションコングロマリットのケリングが、傘下のブランド全ての毛皮禁止を発表した。

ケリングが保有するブランドの一つGUCCIは、2017年に毛皮の使用中止を決めており、他にもプラダヴェルサーチカナダグースなど、さまざまなファッションブランドで、ファーフリーが進んでいる。

今回のELLEの決断について、ヒューメイン・ソサエティーのPJ・スミス氏は「ファッション業界全体のポジティブな変化に火を付けるものであり、数えきれないほど多くの動物を苦しみや残虐な死から救うことができる」と歓迎。他のファッション誌も続いて欲しいと求めている。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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