記事によると、長崎県対馬市の観音寺は、韓国の大田高等裁判所で行われる裁判に「補助参加人」として参加する意向を示す文書を提出した。韓国文化財庁から裁判への参加要請があり、それに応える形だという。
この仏像は2012年10月に韓国人窃盗団によって対馬市の観音寺から盗まれたもので、高さ50.5センチ、重さ38.6キロの「観世音菩薩坐像」。韓国に持ち込まれた後、韓国内では「日本が高麗末期に盗んだ『略奪文化財』のため、元の所有者である忠清南道瑞山市の浮石寺に返すべき」という主張と、「韓国人窃盗団が盗んだ『盗品』のため、観音寺に返すべき」という主張が対立していた。その後、浮石寺は韓国政府を相手に仏像の返却を求める「有体動産引渡請求訴訟」を起こし、2017年の1審では勝訴判決を受けた。しかし政府側の控訴により、仏像は韓国・国立文化財研究所遺物収蔵庫に保管されたまま、2審の裁判が続いている。
これまで日本への文化財返還運動に協力してきた専門家らは、「仏像が日本による略奪品だとしても、それを別の略奪によって取り返すことは正当化できない」と主張しているといい、「韓国文化財庁も国際法に基づき盗んだ文化財は返すべきという立場だ」と記事は伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「『返してあげて』と言う人々こそ泥棒」「方法は正しいと言えないけど、日本は被害者ではない」「日本が最初に盗んだのは無視され、韓国人窃盗団が盗めば『盗品』?おかしな論理だ」「最初に日本が盗んだのが事実なら、何百年かかっても日本から完全に取り戻すべき」「観音寺がどのように仏像を入手したのか証明できなければ、浮石寺に返すのが正しい」「国際法に基づき返すべきなら、日本は数万点を韓国に返さなければならないはず。英国やフランスは?なぜ韓国文化財庁だけ法を守ろうとするの?」など、反発の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)
Record Korea 2021年11月24日(水) 19時20分
https://www.recordchina.co.jp/b885574-s39-c100-d0201.html
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