成長とともにひもタイプ一択になるスニーカー。結べないなら「結ばなくてもいい靴ひも」を

子どもの足は日に日に大きくなります。中学生になったわが家の息子も「また?」というくらい頻繁に「靴がきつい」と言ってきます。特に小学生の間はおどろくほどすぐに買い替えなくてはいけませんでした。

小さい子どもの靴といえば、スリッポンタイプでスポッと着脱するか、面ファスナーでビリビリッとフィット具合を調節するものが多いと思います。わが家の息子も面ファスナータイプのスニーカーを愛用していました。

しかし、どんどんサイズアップしていく中で、息子が10歳を迎えるころスーパーの靴売り場で気づきました。一定のサイズを境に子ども用ブランドでも面ファスナーのタイプはほとんどなくなって、徐々にひもタイプ中心になっていくんだ…。

発達障害で手先が不器用な息子

わが家の息子は、6歳の頃に発達障害のひとつ自閉スペクトラム症と診断されています。口が達者で子ども同士よりも大人と話すのが好き。本もたくさん読みます。その一方、手先が不器用で運動もあまり得意ではありません。特に道具を思うように使うのが難しい子どもでした。

当時10歳くらいの息子は、ひもや布を結ぶのももちろん苦手で、かた結びすらあやしい状態。蝶結びを教えて習得して、一人でも外でできるように…というのは、気が遠くなるような親子のバトルが容易に想像できました。

さらにわが子は足が大きく、夫に似て甲高幅広。大人用の限られた靴しか合わない未来がすぐそこにせまっていました。

「結ばなくてもいい靴ひも」デビュー

私は以前、雑誌か何かでみかけて「結ばないタイプの靴ひもがある」ということは知っていました。いよいよ大人用の靴に買い替えることになったときに夫と相談して購入したのが、“コブ”が特長の「結ばなくてもいい靴ひも」でした。

最初に夫が息子の足に合わせてひもを通してやり、あとはずっとそのまま。ひもの内部に医療用のゴムが使われているため丈夫で伸縮性があり、ひもをゆるめたり外したりしなくても靴の着脱ができます。

何回かはいてみて合わないな…と思ったら、“コブ”の位置をずらして簡単にゆるめたり締めたりすることができます。

とても丈夫なので、靴が短期間にサイズアップしてもクールノットだけつけ替えて使うこともできます。“コブ”の部分は柔らかくて指でつぶせる程度なので、あたる感じも息子は気にならないようでした。

伸縮性のある靴ひもをいくつか試した息子の評価では「はいている間も、靴を脱いだりはいたりするときも、このひもが一番ラク」とのこと。

私も今回はじめて試してみましたが、ひもを通すのに引っ掛かりもなくとても楽でしたし、靴のフィット感は普通のひもよりもよくなった気がします。それなのに、ひもをほどかなくても靴の脱ぎはきができるので、とても快適でした。

私も初めて試しました。フィット感がすばらしくて快適!

きっかけは「結ばない靴ひもがほしい」という声

クールノットを開発したCOOLKNOT JAPAN 代表の長田さんに、「結ばない靴ひも」の誕生の経緯について聞きました。

━━開発のきっかけは?

お客さまからの「結ばなくてもいい靴ひも」を作ってほしいという要望でした。そこから私を含めた3人のメンバーで開発、試行錯誤の繰り返しを経て約2年の歳月をかけてCOOLKNOT(クールノット)が誕生しました。

━━サイト内でも紹介されていますが、発達障害などの手先が不器用な方の利用は実際に多いのでしょうか?

残念ながら、明確な数字は把握していませんが、ただ、実際に商品を体験した発達障害があるお子さまと保護者の方には高評価をいただいています。伸縮性のある靴ひもはいろいろありますが、「クールノットは切れたこともなく、信頼して使えます」との言葉もいただいています。

━━実際に使われた方の声で印象的なものがあれば教えてください。

障害があるお子さまのお母さまからは、「ひもが伸びるので自分だけで靴の着脱ができるようになった」という声がありました。

また、特に妊娠中の方からは「靴ひもがほどける心配がなく足元を気にしないで安心して歩けます。」という声を多くいただいています。

今後も消費者の皆様に喜んでご使用いただけるような商品を開発していきたいです。

クールノットは色もカラフルなので、シックな色のスニーカーにビビットな色を合わせるなどオリジナルのコーディネイトを考えるのも楽しいです。

息子は紺やグレーのスニーカーにネオングリーンを合わせたりしていました。もちろん黒や白などベーシックな色もあるので学校指定色がある場合も安心です。

結ばなくていいだけではなく、靴の着脱自体が簡単になる便利なアイテム。子どもや障害ある方はもちろんのこと、高齢の方や妊娠中の方、そうではないすべての方にもおすすめです。 

 (取材・文:朗子 編集:毛谷村真木/ハフポスト日本版)

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