テスラのイーロン・マスクCEOが以前語ったAppleとのエピソードについて、Appleのティム・クックCEOが回答しています。
*Category:テクノロジー technology|*Source:9to5Mac ,@elonmusk
マスク氏は以前、数年前にテスラが経営難に陥っていた際に、Appleのティム・クックCEOに「Appleへテスラを売却することを提案した」と発言しています。
Model 3プログラムの最も暗い時期に、私はティム・クックに、Appleがテスラを(現在の価値の1/10で)買収できる可能性があると話を持ちかけました。
しかしマスク氏によれば、その時は「ミーティングさえ拒否された」とのこと。マスク氏は当時と現在のテスラの価値の違いを取り上げており、言外にクック氏が「大きなチャンスを逃した」ことを匂わせています。
この出来事についてAppleのクックCEOが先日、『The New York Times DealBook conference』のインタビューの中で、このマスク氏の主張にまつわる出来事について語りました。このインタビューを海外メディア『9to5Mac』が紹介しています。
「私はイーロンと話したことはありません。それに、おそらく別のタイミングで買えたであろう企業はたくさんあります」とクックCEOは語ります。「でも、今の我々(Appleとテスラ)の状況はとてもいいと思っています」
インタビューアーの「彼(マスク)があなたに近づこうとしていたことは知っていましたか?」という質問に対しては、「そのような記憶はありません。でも、彼は“そうした”と言っていたので、その(彼のいう)通りだと思います」と答えました。
クックCEOは、イーロン・マスク氏についてそこまで興味はなかったようです。ちなみにインタビューではAppleが開発していると噂の“Apple Car”についての質問もありましたが、クックCEOは回答を避け、情報をこぼすことはなかったそうです。
マスク氏はAppleに対して挑発的な発言を繰り返しており、最近ではクックCEOのイスタンブールの新ストアを紹介するツイートに対し、Appleが最近発売した『ポリッシングクロス』を皮肉るようなリプライを送っています。
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イーロン・マスク「Appleはテスラ買収のチャンスを逃した」→ティム・クックCEOの答えは?