甘利明氏「全国から落選運動を強烈にやられた」小選挙区での苦戦を釈明【衆院選2021】

自民党の甘利明・幹事長は10月31日、テレビ東京の開票速報番組「TXN衆院選SP 池上彰の総選挙ライブ」でジャーナリストの池上彰氏のインタビューに答え、自身が神奈川13区で苦戦していることについて「全国から落選運動を強烈にやられ、誤解が広がった」などと釈明した。

甘利明幹事長は衆院選の神奈川13区で立候補しているが、立憲民主党の新人・太栄志氏との接戦になっている。

番組の中継インタビューに登場した甘利氏に、池上氏が苦戦についての受け止めを聞くと、「正直、ここまで苦戦するとは思っていませんでした」と話した。

理由について、野党共闘の統一候補との一騎討ちになったことなどに加え「私の選挙区はですね、もう全国から落選運動というのが強烈にやられましてですね、それで非常にその誤解を拡大するような喧伝が行われたということで非常に苦しくなった」と見解を述べた。

池上氏が「落選運動自体は認められているのでは」と切り返すと「うーん。党の法曹団からもこれは極めて問題があるという話が出ています」と応じた。

さらに経済再生担当相だった2016年1月、建設会社から口利きの見返りに現金を受け取った問題で閣僚辞任に追い込まれ、さらにその後「睡眠障害」を理由に国会を欠席したことについても追及があった。

これについて甘利氏は「全く1%も関与していない。検察でも検察審査会でも同じ結論になった」と改めて釈明。「私も出ていきたかった。睡眠障害じゃなくて、私、不整脈を抱えていましたからストレスで不整脈が出るということで、医者からもですね、少し休んだ方がいいとアドバイスを受けておりました」と話した。

その上で「説明責任はすごく便利な言葉で、これで終わったということを言われないんですね。だいたい説明責任をせよという方も私の会見を聞いていないんですよ。『こう会見で言いましたよね』ということを聞いていなくてですね、お題目みたいに説明責任とおっしゃる」と苦言を呈した。

甘利氏の発言途中で制限時間となり、インタビューは打ち切られた。

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