世界中の人々がSNSを通じて情報を入手したり発信したりする現代では、プラットフォーム上で拡散されている情報が真実かどうかをチェックすることが重要です。Twitterが2021年8月2日、プラットフォームにおける情報の信頼性を高めるため、AP通信およびロイターと提携することを発表しました。
LinuxにおけるAMD製CPUの性能を改善するべくAMDとValveが協力しているとの報道、ゲーミング性能の向上も期待される
AMDがゲーム販売プラットフォーム「Steam」を展開するValveと協力し、Linuxにおけるパフォーマンス向上を目指してCPUドライバーの改善に取り組んでいることが報じられています。この取り組みによってValveが2021年7月に発表した携帯ゲーム機「Steam Deck」の性能が向上することが期待されています。
AMD + Valve Working On New Linux CPU Performance Scaling Design – Phoronix
https://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=AMD-Valve-New-CPU-Freq
AMD and Valve Working on CPU Driver That Could Boost Steam Deck Performance | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/news/amd-and-valve-working-on-cpu-driver-that-could-boost-steam-deck-performance
ValveはWindows向けのゲームをLinuxで動作させることを可能にする互換レイヤー「Proton」を開発しています。Protonを介してLinux上でプレイ可能なゲームは年々増加しており、2020年12月にはプレイ可能タイトル数が1万2000本を突破。記事作成時点では1万5000本を超えるゲームがプレイ可能となっています。
SteamユーザーがLinuxに切り替えても不自由なくゲームを楽しめるよう開発された「Proton」でプレイできるタイトル数が1万2000本を突破 – GIGAZINE
上記のようにLinux上でゲームをプレイする環境は徐々に整ってきていますが、Linux関連メディアのPhoronixによるとAMD製CPUでLinuxを動作させる際には「パフォーマンスが想定よりも低くなる」「パフォーマンスが高くなるまでに時間がかかる」「電源管理機能を無効にできない場合がある」という問題が報告されているとのこと。これに対して、AMDのライバルであるIntel製のCPUでは同様の問題は発生していません。
Phoronixは、AMD製CPUでLinuxを動作させる際の性能低下は、LinuxでAMD製CPUを管理するために用いられるドライバー「ACPI CPUfreq」が近年のAMD製CPUに最適化されていないことが原因だと指摘。AMDはこの状況を打開すべく、Intelが提供している最新CPUにも対応したCPU管理ドライバー「Intel P-state」のようなドライバーをValveと協力して開発しているとPhoronixは報じています。
ValveはAMDが開発するZen2ベースのCPUやRDNA2ベースのGPUを搭載した携帯ゲーム機「Steam Deck」を2021年12月に出荷開始することを発表しています。Phoronixは「Steam DeckにはZen2ベースのカスタムAPUが採用されています。AMDとValveによる改善がLinuxにもたらされることを楽しみにしています」と述べ、新ドライバーの開発によってSteam Deckの性能が向上することに期待を示しています。
ハードウェア関連メディアのTom’s Hardwareは、「AMDとValveが協力して開発したドライバーは、LinuxにおけるAMD製CPU全体のパフォーマンスを向上させる可能性があります。しかし、AMDとValveがドライバーをSteam Deck専用に設計すると決定した場合、ドライバーを他のプラットフォームに適用できなくなる可能性があります」と述べ、新たに開発されるドライバーがSteam Deck専用になる可能性を指摘しています。
AMDとValveが共同開発しているCPUドライバーの詳細は、2021年9月に開催されるX.Org Developers Conference (XDC)で発表される予定とのことです。
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TwitterがAP通信やロイターと提携してプラットフォームの信頼性を向上すると発表