Microsoftが2021年第4四半期(2021年4月1日~6月30日)の決算報告書を発表しました。総売上は前年度同期比21%増の462億ドル(約5兆700億円)で、営業利益は42%増の191億ドル(約2兆1000億円)、純利益は47%増の165億ドル(約1兆8100億円)でした。
Microsoftが2021年第4四半期(2021年4月1日~6月30日)の決算報告書を発表しました。総売上は前年度同期比21%増の462億ドル(約5兆700億円)で、営業利益は42%増の191億ドル(約2兆1000億円)、純利益は47%増の165億ドル(約1兆8100億円)でした。
FY21 Q4 – Press Releases – Investor Relations – Microsoft
https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2021-Q4/press-release-webcast
Microsoft Q4 2021 earnings: $46.2 billion in revenue, beating expectations | Windows Central
https://www.windowscentral.com/microsoft-q4-2021-earnings-462-billion-revenue-crushing-wall-street-expectations
Microsoft reports weaker Surface and Windows revenue amid global chip shortage – The Verge
https://www.theverge.com/2021/7/27/22596578/microsoft-q4-2021-earnings-revenue-xbox-cloud-services-surface-gaming
新たに発表された決算報告書によると、Microsoftは純利益が前年同期比47%増の165億ドルで過去最高を更新しました。
この好調を支えたのが、Productivity and Business Process部門。同部門では、ソフトウェアスイートのOfficeの企業向けプロダクトおよび関連クラウドサービスの売上が20%増、Officeの消費者向けプロダクトおよび関連クラウドサービスの売上が18%増、LinkedInの売上高が46%増、Microsoft Dynamicsのプロダクトおよび関連クラウドサービスが33%増を記録し、全体の売上高は前年同期比25%増の147億ドル(約1兆6100億円)に達しました。
また、Intelligent Cloudも売上高が前年同期比30%増の174億ドル(約1兆9100億円)を記録。中でもAzureは売上高51%増という大きな成長を遂げ、同部門の躍進に貢献しました。
他方、部門内で明暗が分かれたのが、Windowsのライセンス収入やSurfaceなどのデバイス類、Xboxなどのゲーミング関連を総括するMore Personal Computing部門。以下は全て前年同期比で、OEM版Windowsの売上高は3%減、商用版のWindowsおよび関連クラウドサービスは20%増、ゲーム関連は11%増、トラフィック獲得費用を除外した検索広告は53%増、Surfaceの売上は20%減でした。ゲーム関連については、Xboxのコンテンツおよびサービスは4%減、Xbox本体の売上は172%増と、ソフトウェア関連とハードウェア関連で二極化の様相を呈した形です。Surfaceは売上自体は好調だったものの、サプライチェーンの制約により売上が大きく下がったと特記されています。
以上の第4四半期決算の結果から、年次決算は総売上が前年比18%増の1681億ドル(約18兆4600億円)、営業利益は32%増の699億ドル(約7兆6800億円)、純利益はGAAPベースが38%増の613億円(約6兆7300億円)、Non-GAAPベースが37%増の607億円(6兆6700億円)でした。
Microsoftの会長兼CEOを務めるサティア・ナデラ氏は「企業がビジネス全体において新たなレベルの技術集約を推進できるよう、技術スタック全体で革新を進めています。当社の業績は、差別化された方法で顧客のニーズを上手に満たすことができれば、大規模で成長している市場においても成長し続けられることを示しています。この成長は商用クラウドやゲーム、セキュリティ、LinkedInなどの新たに構築したフランチャイズにおいて実現されており、これら部門は過去3年間で年間総売上高が100億ドルを超えました」とコメントしました。
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Source: ギガジン
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