1998年に発売された、携帯ゲーム機のゲームボーイで写真を撮って遊べるソフトが「ポケットカメラ」です。ゲームボーイのカセット差し込み口に突き刺すことで使えるポケットカメラを、ZoomやGoogle Meetなどといった現代のPC・スマートフォンで行うビデオ会議でウェブカメラの代わりに使用する方法を、レトロゲームに関する話題を扱うYouTubeチャンネル・RetroGameCouchが紹介しています。
1998年に発売された、携帯ゲーム機のゲームボーイで写真を撮って遊べるソフトが「ポケットカメラ」です。ゲームボーイのカセット差し込み口に突き刺すことで使えるポケットカメラを、ZoomやGoogle Meetなどといった現代のPC・スマートフォンで行うビデオ会議でウェブカメラの代わりに使用する方法を、レトロゲームに関する話題を扱うYouTubeチャンネル・RetroGameCouchが紹介しています。
Game Boy Camera as Webcam in Zoom/Teams/Meet – YouTube
使うのは、まずポケットカメラ。ゲームカートリッジにデジタルカメラが付いている見た目。カメラはモノクロ4階調で、画素数は縦112ピクセル×横128ピクセルです。
そして、スーパーファミコンでゲームボーイのソフトを遊ぶことができる周辺機器・スーパーゲームボーイ。
使用する機体は海外版スーパーファミコンであるSuper Nintendo Entertainment System(SNES)で、日本と同じ配色とカセット規格であるヨーロッパ版。パーツの一部が黄色く変色しており、かなり年季が入っていることが見て取れます。
通常、SNESは黄色(映像)と赤・白(音声)のケーブルによるコンポジット出力ですが、このSNESは映像信号をY・Pb・Prの3種類で出力するコンポーネント端子を追加する改造が施されています。
コンポーネント出力をHDMIに変換するコネクタ。
PCにUSBで接続するHDMIキャプチャ。
本来ゲームボーイに挿さなければ撮影できないポケットカメラの映像を、SNESとスーパーゲームボーイを使うことで外部に出力し、HDMI信号に変換してPCでキャプチャするという仕組みです。
SNESに挿したスーパーゲームボーイに、ポケットカメラを装着。
コンポーネント出力の3本をHDMI変換コネクタにつなぎ……
HDMIケーブルはPCに接続されたHDMIキャプチャにつながっています。なお、今回は「ビデオ会議での使用」というわけで、ポケットカメラの音声は取得する必要がないので、入力しているのは映像信号のみです。
SNESの電源を入れると……
スーパーゲームボーイが起動。
こんな感じで、ウェブカメラ代わりにポケットカメラを使うことに成功。あとはこのキャプチャ映像を仮想ウェブカメラでとらえ、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議に使うカメラデバイスに設定すればOK。ポケットカメラのフレームレートは非常に低く、現代のウェブカメラと比べると映像は非常にカクカクとしていますが、どことなく味があります。理論的には日本のスーパーファミコンとスーパーゲームボーイを使っても実現可能なので、興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。
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Source: ギガジン
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