彼氏さんが怖い話をした結果、彼女に見られているのがバレ…

彼女「今日は絶対にお風呂場に入ってはダメ」

俺「じゃあ、銭湯行く？」

彼女は頷くといつものようにニコニコしながら用意を始めた。

俺はどうしても風呂場が気になり、トイレに行くフリをして、風呂場に向かった。

風呂場の前に立った瞬間、違和感があった。
何かはわからない。
でも、何か変だ。

彼女「何しているの？」

いつもと違って冷たい印象だった。

俺「なんか中から声が聞こえて……」

彼女「気のせいでしょ？」

声のトーンから察して冗談ではないとわかった。
俺は風呂場をあとにし、彼女と銭湯へ向かう。
道中、彼女はいつもどおりで明るくテンション高めであった。

銭湯から帰り彼女の部屋に戻った。

無宗教の彼女からそんな言葉が出るとは思わなかった俺は少し固まった。

彼女「今、実験しててね、死後の世界が証明できたら、何か賞もらえるのかなー？ﾌﾌﾌ」

俺「……実験って？」

彼女「それは秘密ー。ただね、実験体の数が足りなくてね」

俺「……なんてそんな話するの？」

彼女「んー、ただの雑談だよ」