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AppleがiOS 14.5で実施予定のプライバシー強化「Application Tracking Transparency」の詳細を明らかに

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Appleは2021年春に公開予定のiOS 14.5で、ユーザー自身がユーザー追跡を許可するか否かを選べるようになる「Application Tracking Transparency(ATT)」と呼ばれる機能を実装予定です。ATTはAppleがプライバシー保護のために行うポリシー変更の一環として実装される機能ですが、ATTの登場により効果的な広告が出せなくなるという意見もあります。そんな中、新たにAppleが「A Day in the Life of Your Data」というPDFファイルを公開し、ポリシー変更がどのような形で行われ、「ユーザー追跡なしでどうやって広告の効果を測定するのか」という詳細を明かしました。

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AppleがiOS 14.5で実施予定のプライバシー強化「Application Tracking Transparency」の詳細を明らかに

Appleは2021年春に公開予定のiOS 14.5で、ユーザー自身がユーザー追跡を許可するか否かを選べるようになる「Application Tracking Transparency(ATT)」と呼ばれる機能を実装予定です。ATTはAppleがプライバシー保護のために行うポリシー変更の一環として実装される機能ですが、ATTの登場により効果的な広告が出せなくなるという意見もあります。そんな中、新たにAppleが「A Day in the Life of Your Data」というPDFファイルを公開し、ポリシー変更がどのような形で行われ、「ユーザー追跡なしでどうやって広告の効果を測定するのか」という詳細を明かしました。

A Day in the Life of Your Data
(PDFファイル)https://www.apple.com/privacy/docs/A_Day_in_the_Life_of_Your_Data.pdf

Appleの公開した「A Day in the Life of Your Data」というPDFファイルは、Appleの元CEOであるスティーブ・ジョブズの「私は人々が賢明になり、他の人よりも多くのデータの共有を望む人も出てくると信じています。毎回、彼らに尋ねてください。彼らが尋ねられるのにうんざりして『もう尋ねるのはやめて』と言うまで尋ねてください。あなたが彼らのデータをどのように扱っているのか、彼らに正確に伝えてください」という言葉から始まっています。

まずAppleはプライバシー原則として、以下の4点を挙げています。

1:データの収集はサービスを提供する上で最小限にすること
2:可能な限りデータの処理をデバイス上で行い、Appleのサーバーなどに送らないこと
3:ユーザーが自分のデータがどのように扱われているかを理解し、それをコントロール可能にすること
4:データが安全に保たれるよう、ハードウェアとソフトウェアのいずれの側面においてもセキュリティを高めること

そして「Ad Attribution(広告のアトリビューション)」という説明の中でも、Appleは「広告主はグループに向けた広告の効果を、ユーザー追跡なしで測定することができます。Appleはユーザーのプライバシーを守りつつこれを実行するためのツール開発に取り組んできました」と説明。そんなプライバシーを守りながら広告の効果を測定するためのツールとして、Appleは「SKAdNetwork」と「Private Click Measurement」の2つを挙げています。

・SKAdNetwork
SKAdNetworkを使うと、広告主は「ユーザーが広告を見た後にアプリが何回インストールされたか」を知ることが可能。このため広告主は広告の影響を測定することが可能。一方でSKAdNetworkは、ユーザーの個人情報やデバイスレベルのデータを共有しないようにデザインされているので、広告主はユーザーの追跡ができません。

・Private Click Measurement
Private Click Measurementは、バージョン14.5以降のiOSやiPadOSにインストールされているアプリにおいて、「デバイス上でのデータ収集を最小限にしながら、広告がユーザーをウェブサイトに誘導した効果を測定する」ためのツール。アプリ内の広告をユーザーがクリックすると、クリックや、それがウェブサイト上での目的達成につながったのかが広告主に通知されます。この時、広告主には「誰がクリックしたのか」という情報は提供されません。

また一般ユーザー向けの「Frequently Asked Questions(よくある質問)」の中で、Appleはポリシー変更の詳細について言及しています。

例えば、「『追跡を認めない』を選択してもアプリのフル機能を使えますか?」という質問に対しては「はい。開発者は、フル機能を使うために追跡を許可するようユーザーに求めることができません」と回答。このポリシーは、今後企業が取りうるアプリの仕様変更を見越してのものだと考えられます。

また、Appleは回答の中で「アプリ開発者は広告識別子以外の点でもユーザーの選択を尊重することが求められます」としており、既存の追跡ツールであるIDFAの代わりとなる類似ツールも禁じられると考えられます。

加えて、「追跡をしないで欲しい、と選択したら、本当に追跡が行われないとAppleは保証しますか?」という質問の中で、Appleは「もしユーザーの選択に反して追跡を行っている開発者を発見したら、ユーザーの選択を尊重するよう開発者にアップデートを要求するか、もしくはApp Storeからアプリを削除することもあります」と回答しています。

上記のように、Appleのポリシー変更の全貌が徐々に明らかになっていますが、一方でAppleが行うポリシー変更が、目的とは真逆の結果を生み出す可能性があるという指摘も存在します。

Appleのプライバシーポリシー変更が想定とは真逆の「コンテンツの要塞」を作り出す – GIGAZINE

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Source: ギガジン
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