これはリピですなぁ。なんのことかってニチレイの冷凍食品「たいめいけんのドライカレー」である。恥ずかしながらこれまで未体験だったのだが、先日初めて食べてみたら正直に言ってウマかった。これが冷凍食品だなんてウソだろ!
あぁ……できることなら時を戻したい。もはやそう思うほどだが、私が冷凍食品のドライカレーを敬遠してきたのには理由がある。ベチャッとしたものを食べたことがあって、微妙なイメージが拭えないままでいたのだ。しかし、たいめいけんのドライカレーを食べた今「冷食のドライカレーはねぇ(笑)」なんて絶対に言えない!
・監修はあの人
ここで改めて「たいめいけん」についてアレコレと説明する必要はないだろう。それもそのはず、監修しているのは三代目の……
清原和博……
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ではなく……
茂出木浩司シェフだからである! メディアによく出ていることで知らない人の方が少ないかもしれない。言わずと知れた日本橋の歴史ある洋食屋のシェフ。それだけでもそんじょそこらの冷凍食品ではないのが分かるってものだ。
・商品の詳細
パッと見、いろんな人に見えてしまう茂出木シェフの黒さはさておき、まずは商品の詳細に触れておこう。お値段は税抜298円(スーパー価格)。
そして量は430gと申し分なし。男性なら1人でペロリ。私の購入したスーパーだと2人前として表示されていたから、分けて食べてもよしだろう。
んでもって、特徴は商品を見る限り27種類のスパイス&ハーブが入っているところ。ぶっちゃけ、私は料理に詳しくないのでアレコレ試行錯誤した結果なのだなとしか思わないが、27種類を組み合わせて完成させるのは相当な時間を費やしたのではないか。
原材料の欄を見てもチャツネ(インド料理などで使われるソース)やミルポワペーストなどあまり見かけないような言葉が並んでいるし、なんだかスゴそう。しかも、ニチレイと老舗のタッグなだけにしっかりしてそうな感じがプンプンする。それでは作っていこう!
・実食
そう言いたいところではあるが、冷食だけに作り方は簡単でレンチン、もしくはフライパンで炒める(油はなしでOK)の2ルートのうちどちらか。私は楽なレンチンを選択。サランラップなしで大丈夫とのことだから、皿に盛り付けてそのままレンジに入れた。すると……
あっという間に出来上がり! 見た目的にはそんなに変わったところも見当たらないが、ここで冒頭でも触れた味である。口に入れたら、もう普通のドライカレーじゃなかった。中でも気に入ったのは辛さである。ピリッとした辛さがあるも、それが決して辛すぎないところで止めてあって……それでいて旨味もあるから本能的に脳が喜ぶのだ。これが絶妙!
そして味付けも絶妙。濃いめでいながら甘さ控えめ……それなのにほのかに感じるフルーティさがアクセントになっていて何度も味わいたくなる……と途中から自分でも何を言っているのか分からなくなるような感じで頭がおかしくなる味だ。イメージとしては「もうちょっと、もうちょっと」をエンドレスで脳が欲しがるとでも言おうか。とにかく脳が気持ちいい。
ここまででも感動に次ぐ感動だったものの、もっともよかったのが全体的にパラッとしているところだ。ドライカレーということで食感がヌチャァ〜としているかと思いきや、パラッとしていて食べやすい。おそらくここがドライカレーを冷凍で美味しくするポイントだったのではないか……と個人的には考えている。
しかも私はそこで挫折している身。あまりに気になったので調べたところ、ニチレイのHPに「炒飯と同じ製法でご飯をしっかり炒めることで香ばしい風味を出しました」と書いてあった。やはりそこに手を加えていたか!
・冷凍庫に常備
もちろん辛さなどで好みは分かれるだろうが、これは冷凍食品の最高峰と言っても過言じゃないかもしれない。なにせこの味、この値段、この量……そしてこれをレンチンだけで食べられるのはスゴいことなのだから。これはハマった。ハマった。ハマり申した。冷凍庫にストック待ったなしのリピ沼だ。
ここまで感動すると冷食じゃなくて本物が食べてみたい。……と思ったものの、本家たいめいけんは2021年2月現在、日本橋地区再開発により休業中。この春の4月下旬、もしくは5月上旬に仮店舗での営業再開を予定しているという。営業再開してコロナも落ち着いたら行ってみたいなぁ。
参考リンク:ニチレイ「たいめいけんドライカレー」、たいめいけん
Report:レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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