Appleが世界のスマホ出荷台数ランキングでHuaweiを抜いて世界2位の座に返り咲く

市場調査会社のCounterpoint ResearchやCanalysが発表した新しいレポートによると、Appleがスマートフォンの出荷数でHuaweiを抜き、スマートフォンの出荷台数で世界第2位の座に返り咲きました。Huawei製スマートフォンの出荷台数が減少した背景には、アメリカによる経済制裁があるとみられています。

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Appleが世界のスマホ出荷台数ランキングでHuaweiを抜いて世界2位の座に返り咲く

市場調査会社のCounterpoint ResearchCanalysが発表した新しいレポートによると、Appleがスマートフォンの出荷数でHuaweiを抜き、スマートフォンの出荷台数で世界第2位の座に返り咲きました。Huawei製スマートフォンの出荷台数が減少した背景には、アメリカによる経済制裁があるとみられています。

Canalys Newsroom- Canalys: Apple takes global smartphone top spot as iPhone 12 demand surges in Q4 2020
https://www.canalys.com/newsroom/global-smartphone-shipment-Q4-2020

Apple Shipped Record iPhones, Global Smartphone Market Recovery Continues
https://www.counterpointresearch.com/apple-shipped-record-iphones-q4-2020-global-smartphone-market-continues-recover/

Apple retakes second place in smartphone shipment rankings as sanctions bite Huawei – The Verge
https://www.theverge.com/2021/1/28/22254368/smartphone-sales-2020-counterpoint-research-canalys-apple-samsung-huawei-xiaomi-oppo

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201227-00010003-ytv-l26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201227-00558330-kyt-l26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201227-00010006-ssnp-bus_all
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201227-00010005-moneyplus-life

Canalysが発表した2020年のスマートフォン出荷台数ランキングが以下の通りで、2020年を通しての総出荷台数は12億6470万台で前年比7%減となっています。出荷台数をメーカーごとに見ると、トップはSamsungで2億5560万台、2位のAppleが2億710万台、3位のHuaweiが1億8850万台、4位のXiaomiが1億4960万台、5位のOppoが1億1510万台という結果になりました。一方、前年比の成長率を見るとSamsungが14%減、Appleが5%増、Huaweiが22%減、Xiaomiが19%増、Oppoが4%減と、メーカーごとに明暗が分かれた形です。

Counterpoint Researchが発表した2020年のスマートフォン出荷台数ランキングがこれ。Canalysとほぼ同様の調査結果を出していますが、メーカーごとの出荷台数を10位まで発表しています。第7位に食い込んだメーカー・RealmeはOppoから独立した新興国向けのブランドであり、成長率が前年比で65%という驚異的な伸びを見せていることがわかります。

CanalysのアナリストであるVincent Thielke氏は、「iPhone 12はヒットしました。Appleは5Gで競合他社よりも優れたポジションにあり、先進国の市場や携帯電話事業者の販売チャネルに強く依存しています。これはAppleの売上と収益性を促進するために役立ちました」とコメント。また、iPhone 12に電源ケーブルが同梱されなかったことにより、ロジスティクスを効率化して輸送におけるコストを抑えることにも成功したと指摘しました。

実際に、Appleが2021年1月27日に行った2021年度第1四半期(2020年10月~12月)の業績発表では、Appleは同四半期において主力製品のiPhoneやウェアラブル・ホーム・アクセサリー部門の売上が好調であり、総売上高が過去最高だったと述べています。

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そして、Canalysが発表した2020年の第4四半期(2020年10月~12月)における各ベンダーの出荷台数・シェア・前年同期比の成長率を示した表が以下の通り。同四半期のスマートフォン総出荷台数は3億5960万台に達しており、前年同期比で2%減少しています。1位のAppleはこれまでで最も多い8180万台を出荷して前年同期比で4%増、2位のSamsungは6200万台で前年同期比12%減、3位はXiaomiで前年同期比31%増の4340万台となっています。3200万台を出荷して6位となったHuaweiが、四半期ごとのスマートフォン出荷台数トップ5から外れたのは6年ぶりだとのこと。

各メーカーのスマートフォン出荷台数を四半期ごとで示したのが以下のグラフ。Huaweiは長らく全体の2位または3位をキープし続けていましたが、2020年の第2四半期(2020年4月~6月)には約5580万台を出荷し、初めてSamsungを上回って世界1位の座を獲得しました。ところが2020年の第4四半期には出荷台数が落ち込み、SamsungだけでなくApple、Xiaomi、Oppo、Vivoにも抜かれて6位に転落しています。

CanalysのアナリストであるAmber Liu氏は、Huawei製スマートフォンの出荷台数はアメリカによる経済制裁の影響で大幅に後退したと述べています。HuaweiのサブブランドであるHonorの独立が状況を変える可能性があるものの、短期的にHonorが実質的な市場シェアを取り戻すとは考えられていないとのこと。

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なお、2020年のスマートフォン出荷台数はパンデミックなどの影響で落ち込んだものの、2020年後半には持ち直してきたとのことで、2021年は回復傾向になるとみられています

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Source: ギガジン
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