TwitterのダイレクトメッセージやSlack、Discordなど、複数のチャットサービスを利用していると「全部まとめてひとつのアプリで管理したい」と考える人も多いはず。そんな願いをかなえてくれるサービス「Beeper」が、スマートウォッチ「Pebble」の創設者であるEric Migicovsky氏らによってリリースされました。AppleのOSにのみ搭載されているiMessageも利用できるのが特徴となっています。
Twitter・Slack・Discordなどのチャットサービス統合アプリ「Beeper」が登場、WindowsやAndroidでもiMessageを利用可能
TwitterのダイレクトメッセージやSlack、Discordなど、複数のチャットサービスを利用していると「全部まとめてひとつのアプリで管理したい」と考える人も多いはず。そんな願いをかなえてくれるサービス「Beeper」が、スマートウォッチ「Pebble」の創設者であるEric Migicovsky氏らによってリリースされました。AppleのOSにのみ搭載されているiMessageも利用できるのが特徴となっています。
Beeper – All Your Chats In One App
https://www.beeperhq.com/
Pebble founder launches Beeper, a universal chat app that works with iMessage and others | TechCrunch
https://techcrunch.com/2021/01/21/pebble-founder-launches-beeper-a-universal-chat-app-that-works-with-imessage-and-others/
中間おすすめ記事 (外部サイト)
Beeperは複数のチャットサービスを統合できるアプリで、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidで利用することが可能。記事作成時点で対応しているチャットサービスは以下となっています。
・Whatsapp
・Facebook Messenger
・iMessage
・Android Messages(SMS)
・Telegram
・Twitter
・Slack
・Hangouts
・Instagram
・Skype
・IRC
・Matrix
・Discord
・Signal
・Beeper network
チャットサービスの一元化を目指すサービスは他にも「Texts」などがあり、Beeperが初めてではありません。しかし、Beeperの大きな特徴は、AppleのOSにのみ搭載されているiMessageがWindowsやAndroidなどでも利用可能である点。過去にはMicrosoftがiMessageをWindows上で利用可能にしようと試みましたが、記事作成時点では対応には至っていません。また、AirMessageやweMessageなど、Android上でiMessageを利用できるアプリについても、自分でMacを用意する必要があるなどの制限があるとTechCrunchは指摘しています。
Beeperは各チャットサービスをオープンソースのメッセージングプロトコル「Matrix」を用いたブリッジソフトウェアで制御しており、iMessageの送受信もこのブリッジを用いて行われます。なお、iMessageの転送にはBeeperが所有する脱獄済みのiPhone 4Sが用いられてますが、Beeper側からはメッセージの内容を読むことはできないとのこと。WindowsでiMessageを送受信可能にする脱獄アプリ「Remote Messages」と同じ技術を採用しているようで、Beeper側のiPhoneが利用不可になった場合でも、ユーザーのMacやiPhoneで代替することができます。
Beeperの利用には月額10ドル(約1000円)がかかりますが、Matrixとブリッジを自分でホストする場合は無料で利用することが可能。ソースコードは以下のURLで公開されています。
GitHub – spantaleev/matrix-docker-ansible-deploy: Matrix (An open network for secure, decentralized communication) server setup using Ansible and Docker
https://github.com/spantaleev/matrix-docker-ansible-deploy
Beeper · GitLab
https://gitlab.com/nova
なお、Beeperは記事作成時点では利用者を順次拡大している段階で、すぐに利用することはできません。アカウント登録URLからアカウントを登録し、利用者の拡大を待つことができます。
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Source: ギガジン
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