今年も大晦日スペシャルを放送(時事通信フォト)
近頃話題を呼んだドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京)のシリーズに出演している事も、そうした心象を増強している。
だが『孤独のグルメ』は、そのような彼が2012年に初めて連続テレビドラマで主演を務めたシリーズだ。
松重の俳優としての活動は1980年代からすでにスタートしていた。
松重豊といえばバイプレイヤーとしての印象が強いという人も多々あるだろう。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)
ここでは、高い身長が“異物感”を醸し出して、むしろ役に馴染んでいるといえます」 高身長であるという、当初は“マイナス”だと腹積もりていた特色を、松重はむしろ持ち味として活用し、ただひとつ無二の俳優としての地位を確立していった。
「ところで、『孤独のグルメ』のヒット以降は、外食すると無言で量を増やしてくれるなどサービスされて食べきるのが大変だったり、厨房からギャラリーとして従業員が見にくるなど、私的では弱ってる部分があるそうです」(小野寺氏) 如何なる役柄でもこなせてしまう上に、視聴者が思わず親近感を抱いてしまうような空気をも持ち合わせた松重豊。
一人飯だからセリフも大きな動きもないという限界の中、モノローグのナレーションとわずかな表情の演技だけで井之頭五郎の得心感が視聴者に十分伝わるのだ。
コミカルな演技からシリアスな役柄までこなせてしまうのは、舞台で培った演技力の賜物でもあるだろう。
「そもそもは三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズや、蜷川幸雄の劇団で舞台俳優としてキャリアを重ねていました。
映画評論家の小野寺系氏は、松重の俳優としての特色と映画デビュー作での印象深い役柄について次のように述べる。
映画やドラマに松重豊さんが出だしたのは1990年代からです。
映画デビュー作となった黒沢清監督の『地獄の警備員』(1992)は、法人で夜まで見回っている元力士(!)が社内の人間を殺してまわるという、シュールな役だったのが印象深いです。
小野寺氏は続ける。
俳優の松重豊(57)が主演を務めるブームドラマシリーズ『孤独のグルメ』(テレビ東京)のスペシャルドラマ版が、12月31日に放送される。
加えて、大きな体躯を持て余すかのようにおとなしく食事を楽しむ様は、それだけでコミカルなチャームポイントがある。
4年連続となった大晦日での放送だが、なぜ長年にわたって視聴者を魅了し続けているのだろうか。
『孤独のグルメ』のほんわかした井之頭五郎とは違った、不気味だったりダークな役も似合う俳優だといえます」 その演技力があるから、ひたすら松重がおいしそうに食べているだけでも“画がもつ”。
『孤独のグルメ』が8年間にわたって愛され続けてきたのは、そのような彼の脱力感溢れるチャームポイントが詰まった作品だからなのかもしれない。
「ここの所、『検察側の罪人』(2018)で、木村拓哉演じる主人公に殺人をレクチャーする闇社会の人間の役を演じていましたが、長い手足と強面(コワモテ)が活かされていました。
190センチ近い身長が特徴の松重さんですが、本人は高身長である事はデビューその頃は売りにならず、むしろ他の俳優と大きさが合わないためマイナスと考慮していたと言っています。
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それに気づいた共同テレビジョンと、それを許したテレビ東京の勝利やわ。
引用元:【芸能】松重豊『孤独のグルメ』 食べるだけの姿で“画がもつ”ワケ [爆笑ゴリラ★]・https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1609368375/
Source: NEWSまとめもりー
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